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■ 花冷えに亡く季節　HO1 『　記　』　 記憶喪失の少年。ありとあらゆる記憶を失ってはいるが、根っからの前向きさからなのか全く気にしていない。むしろ毎日新しい出会いに心躍らせている。 太陽のきらめきも、小鳥のさえずりも、コップの水も、本のページを捲る音も、インクの香りも、五感で感じるあれもこれもが楽しくて眩しくて仕方ない。 療養のためにサナトリウム《アヴリル》に預けられることとなったらしいが、同年代が多くいる環境にわくわくしており、友達もたくさん作れたら嬉しいなぁと思っている。でも誰が預けたんだろう？誰だとしても治すために預けてくれたんだろうからきっと待っててくれてるんだろうな。治ったらお礼が言いたいな！ 一見するとやんちゃそうだが、勉強がそれなりにできる。覚えていないことだらけだけど学問は染み付いているのかもしれない。字がとても綺麗。 スケッチブックをいつも持ち歩いていて、時間がある時には気に入ったものを絵に描いている。 最近の悩みは気に入ったものが多すぎて絵に描ききれないこと。ページも時間も足りないな。 これという好きな食べ物はない。何故なら全ての食べ物との出会いがはじめましてでありわくわくだから！ いつも裸足。足の裏から伝わる感覚が心地よくてわくわくだから。 (でも本人が知識がなくて言語化できないだけで実はホットフラッシュ持ちなので靴下が嫌というのもある。顔が火照ったりのぼせやすくもある。) ■ ＜技能＞ 回避　→　裸足でちょこまかと動く。 聞き耳　→　小さな音でも聞き漏らしたくない！集中していっぱい聞いてる　聴力も多分元々いいんじゃないかな 登攀　→　木登りして高いところからあちこち眺めると気付かなかったことに気付けて楽しい！ 図書館　→　本を読むのも大好き。勉強も大好き。新しいことを知るって楽しい。もしまた忘れたらその時は……また新しいことを知れるから楽しい！ 目星　→　ちょっとしたことも見逃したくない！目を輝かせていつもあちこちきょろきょろしたりじっくり見ている 信用　→　嘘のない真っ直ぐな言葉は人の心を開く……かもしれないし、そうじゃないかもしれない 芸術(絵を描く)　→　この感動を記したい！とても彩度の高い絵を描く 心理学・天文学・博物学　→　特に興味があるのか他よりもちょっとだけ得意な分野。きれいなものや生き生きしてるものって楽しいね ■

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