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常に和服の不思議な弓道家。 ふらりと現れては、まだどこかへ行ってしまう。 弓の道を極める旅に出ている、どこか憂いを帯びた顔をしている。 人を殺めた事は無いが、殺める事に躊躇いは無い、生死感がやや麻痺している。 また、エルメ・トオノの義理の兄であり、遠野大輔の義理の息子であったりと、遠野家は割と複雑なのである。 現在はとあるマンションに定住している。 旅をしていた理由は、昔家族を奪った仇を探すという事だったのだが、それと邂逅し、何故か和解するという結果に至った。 その後、CFCという会社を通じて、様々な依頼をしている辺り、CFCからすればお得意様と言った所である。 そんな彼の資金がどこから出ているのか・・・これは父親の大輔も知らぬ所であり、また不可侵の領域としている。 サーカス団の義父と義妹と一緒に行かなかったのも、家を守る人間が必要だから、と言ったため。 彼は家という物に固執しているのは居たのだが・・・・。 彼の妹同様に目の離せない人間が出来たため、仕方ないと、ぼやきながらも嬉々として世話を焼いている。 彼女を女性としてみているのか?と小さな旧神に聞かれた際に、ぼかしてる辺り、嫌いではない。と判断されている。 ただ、まあ・・・周りから見れば、付き合ってなけりゃなぁ・・・という面も多々ある様で、周囲にはお察しの様だ。 つい最近、実は告白したとか、なんとか・・・

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