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こぬい　かなで 年齢不詳の少女。 『遺書屋』のうち『届人』の方。 相方の『殺人』がなぜ一緒にやってくれているかはよくわからないけど、一緒にしてくれることはうれしく思っている。 本人は遺書を届けることを使命としているが、一応自衛もできる程度には鍛えている。 殺すことよりも遺書を書いてもらうことを何よりも大事としているので、遺書を書けないというようであれば割と態度が荒れる。 相方のことは「りゅーくん」と呼んでいる 見た目はかなり幼く見えるが本人曰く「成人済み」とのこと。（現在20歳） 彼女は幼い頃から小説を読み、書くことを趣味としていたが、どうしてもうまく書けないでいた。 そこで出会ったのが、両親が自分に宛てた遺書だった。 事業に失敗し、仕事をリストラさせられた父親は母親を連れて無理心中を図った。 しかし、あろうことか娘は死なせたくないと思い、残酷なことに一人残したのである。 彼女は両親の遺書を読み、感動してしまった。そして気づいてしまった。人が誰かに遺す言葉こそ一番美しいのだと。 どんな物語よりも素晴らしいものだと。そして彼女は『遺書屋』となったのである。 明るく、人並みの感性を持ちながら、遺書のことになると倫理観や道徳観が消え去る。本人は気づいていないが、これは 目の前で両親の自殺を目の当たりにしたことによるトラウマによるものかもしれない。

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