タグ： 音火(ねこしぃ)

(基本るるぶ『医者』参照) 物心ついた時から孤児院にいた。自身の出生が分からない為、名前も歳も国籍も不明だった。5歳の時に日系中国人で薬剤師の男性に引き取られ養子として育てられる。(引き取られた理由は、彼の亡き娘に顔がよく似ていたから。名前も、その娘が好きだった花が由来) 人並みの生活を送らせて貰っていることに感謝はしており、恩返ししたいという理由で彼の助手に。ほぼ独学で医学(特に漢方の分野)を学ぶ。現在は木犀館という漢方薬局を、師である養父と共に営んでいる。医師免許などは持っていない為ヤブだが薬剤調合の腕は確か。ちょっとカタコト味のある日本語(敬語？)を喋る。 武術(回避やキック)は昔見たカンフー映画に影響されて齧る程度に覚えたもの。 一人称：ワタシ、レン 二人称：アナタ 養父のことは｢おとーちゃん｣と呼ぶ 《通過シナリオ》 *残夏に啼く HO4/生還　シナリオクリア *深淵虚構のディメンション/シナリオクリアで両生還 -----以下、｢残夏に啼く｣HO情報(ネタバレ有閲覧注意)----- HO4 “Murderer“【自殺願望の由来】 自分が何者なのか分からない。親の顔も、分からない。覚えているのは、白く無機質な建物の中、どこか遠くで蝉の声を聞きながら、どこまでも青い空を無表情で眺めていたことだけ。生きているのか死んでいるのか、それすらどうでもよくなるくらい、ただひたすらに青い空を眺めていたこと。 とある夏の日。孤児院の子供たちに馴染めず、公園でただ一人、つまらなそうに蝶の羽をもいで遊んでいた時。偶然知り合った、自分と顔が良く似た同じくらいの歳の少女。鏡合わせのような顔。“彼女“は明るくて、優しくて、そしてとても頭が良かった。 花冠の作り方を教えて貰った。 秘密基地に連れて行って貰った。 字の読み書きを教えて貰った。 愛情を知らない私にとって、“彼女“の存在はとても大きなものになった。 “彼女“には優しい父がいた。 夏の夕暮れ、父に手を引かれ帰ってゆく背をただただ見送ることしか出来なかった。 その光景が、今でも脳裏に焼き付いて、焼き付いて、離れてくれない。 私は“彼女“が羨ましかった。 私は“彼女“が妬ましかった。 私は“彼女“のように、誰かに愛されたかった。 寂しかった私は──家族を欲してしまった。 だから、鈴蘭の花束を“彼女“に送った。 白く可憐な花を咲かせる花を送った。 それが猛毒の花束だと、聡い“彼女“は果たして知っていたのだろうか。今となっては分からない。 いつも笑顔で在ろうとした。“彼女“のように明るく在ろうと。 困っている人に手を差し伸べ続けた。“彼女“のように優しく在ろうと。 死にものぐるいで勉強をした。“彼女“のように聡く在ろうと。 そうすれば、“彼女“のようになれると信じて。 何者でもない私を、私という存在にする為に。 けれど、空虚な存在はやはり空虚のまま。 大切な人の、大切な人を殺めた。その後悔だけが、空虚な心を埋めていく。 ──ああ、やっぱり“トモエ“みたいにはなれないんだね、わたし。 ……【連翹とは】……Wikipediaより引用 和名のレンギョウは、漢名の連翹を音読みしたものであるが、実は誤用されたものであった。そもそも原産地の中国で連翹とは、トモエソウもしくはオトギリソウのこと。これらどの実も薬用されていたこともあって日本では、現在のレンギョウの実が連翹と誤って売られるようになり、ついにはレンギョウが連翹として認識されるに至った。しかし、現在も中国において連翹と書くとトモエソウもしくはオトギリソウのことを指す。 繁殖力が旺盛で、よく繁る。樹高は1～3メートルまで育ち、半つる性の枝は湾曲して伸び下に垂れ、地面に接触すると、そこからも根を出し新しい株が出来る。枝は竹のような節を持つ。また、枝の髄が早期に消失するため、節の部分を除いて中空になる。このことから“空の木”、レンギョウウツギという別名が付いた。 まだ葉が芽吹く前の早春（3～4月頃）、2～3センチの黄色い4弁の花が、細い枝に密に多数開く。その花が咲き終わる頃、入れ違うかのように今度は、緑色の葉（長さ3～10センチ、幅2～5センチの長卵型。葉先は鋭尖で、葉縁にまばらな鋸歯がある。）が対生に芽吹き、それが秋になると濃緑色、概憤色（くすんだ黄緑色）、紫色と順に変色し、最後に落葉する。付いた果実は漢方薬として用いられる。

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