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「いやあ、僕なんてまだまだですよ。貴方たち本家本元の方たちに比べたら、全然」 名前：毛利 真輝（モーリ・マサキ） 設定その他： 　真実の探求者。非日常に巣食う闇を照らす者。 ……などと思い上がるつもりはないが、“それなり”の家に生まれたことでそれなりの期待を掛けられてきた、人当たりの良い表情を浮かべる青年。 だが、その視線の先に存在する対象に向ける感情は大半がマイナスだ。 元々あったある程度のマイナス感情が、オーヴァードとなったことで少しオープンになったことが原因だと思われる。 諸々の都合から現在は探偵―――もとい、事実上の何でも屋を行っている。年齢的にも所謂高校生探偵。多分犬と猫を探すのも得意。 “R担”の刑事である谷修成との関わりから、レネゲイト絡みの案件と関わることもそれなりにあるらしい。 かつて、誰の紹介だったか―――その記憶は定かではないが、近しい何者かの伝手で出会った何者かによってレネゲイト・ウイルスへと感染。 オーヴァードとなり、多くの存在に悪意を感じるようになってしまう。彼が最も恐れるのは、それが自分本来の感情なのか、衝動的に芽生えた感情なのかの境目が分からなくなる瞬間である。 探偵という職を選んだのは、自分をオーヴァードへと変えた大元の原因を探し出すため。 「家を離れたい」「ある程度の自分の意志を手に出来る」という考えも無かったわけではないが、主目的はそこにある。 見つけ出してどうするのかは、見つけてみなければ分からない。 特段隠していたわけでもないが、感染・覚醒の際に用いられたものが所謂「オリジナル」と呼ばれるものだったため「起源種」となっている。 つくづく厄介なものを押し付けられたな、と思うも、これも考えようによっては強い武器となると考えている。 自分をこうした存在を。歯車を乱すものを、見つけ出し……捕まえる。捕まえて、どうする？……たぶん、答えは決まっている。手に取った銃が、答えになるのだろうと思う。 ・出自：名家の生まれ/ロイス：父親（慕情/・不快感） 　暮らしが不自由だったわけではない。それなりに大きな財閥を抱える父は、厳格であった。 今、自分が一人で生きていく道を選ぶことが出来るのも、父親による教育があったからだろうとは思う。慕わしく思う気持ちも、勿論ある。 ……だが、それまでだ。大人になるにつれて、父の行動は全て彼自身のためにあるのだと考えるようになった。そう思うと、一気に気分が悪くなる。 オーヴァードにされてしまった件もあり、そのことに家が関わっているのではないかと考えてしまったときに、この家から離れる道を選んだのだ。 　 ・経験：空白期間/ロイス：母親（庇護/・敵愾心） 　高校へと入学して数ヶ月後、ふいに何もかもを放り出したくなって家で無為に過ごしていたことがある。 父からは勿論色々と言われたが、そんな中でも母は自分の味方をしてくれていた。自分の手伝いを、してくれた。 欲しいものなど分からなくても何でも用意してくれていた。世界で唯一の味方だ。 父親のこともあって気苦労が絶えないだろう。自立したら守ってやらなければならないのかもしれない。 だが、きっと何もさせなかったことが導火線になったのだ。肝心なときには何もしてくれなかった。 おかげでこっちは怪物の仲間入りだ、と吐き捨てて、「彼女だってこの家の一員だ」と疑いの目を向けている。 ・邂逅：いいひと/谷修成（有為/・憎悪） 　家を飛び出してから少し経ち、オーヴァード絡みの事件を主に取り扱っているらしい刑事と知り合った。 どうやらただの人間らしいが、自分にUGNの存在やイリーガルとして生きる道などを示唆してくれた人物でもある。今の生き方をするにあたり背を押してくれたのも、そこに関わる仕事をくれるのも彼だ。 きっと、文字通りの良い人なのだろう。そこに疑いの余地はない。 でも、だからこそ、自分の目というレンズが多少歪んでいることが浮き彫りになるような気がする。一方的な悪感情を抱いてしまった。 ・[S1]シナリオロイス：春日恭二（・執着/嫌気） 　探偵業を始めてから何度か接触したことのある、FHのエージェントだ。 直接的に命の危機まで追い込んだことは無いが、その計画の大半が失敗に終わっているという噂も聞く。 新たなオーヴァードが生まれ、保護されたという事件に何らかの形で関わっているという話を聞いてややうんざりしたのも事実だったが、自分個人の目的を考えれば彼を追い回すことが出来るのも好都合な展開だな、と思っている。 ・[S2]シナリオロイス：グレガー・マクレガー（友情/・敵愾心） 　“モリアーティの申し子”と聞いて心が躍らないはずがない。何せ、性根はどうあれ自分は探偵だ。 真実を追い求める者―――探究者、《シーカー》の名を冠するものとして興味がないわけではなかった。 何より、そうした繋がりがあるのだとしたら……それを、追い詰めることが出来たとしたら。いよいよ以て、本懐へと手が届くようになるかもしれない。 ～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・ ① 砂漠卓 参加PC:倉岡美崎/篠田裕/緋影いのり（好奇心/悔悟） ②歌姫卓 参加PC:鳴海叶太（連帯感/脅威）/アルマ・フォーゲル/嘉村涼白

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