タグ： 具 ロスト

特徴表： 3.20 プレイヤーはどの特徴を選んでも良い →予知夢:ゲームの中で未来を予言する夢をみる。POW＊3に成功する必要があるだろう。夢は必ずしも事実に即したものにする必要はなく、夢の中の人や出来事が恐ろしいものならば正気度を喪失するかもしれない。失敗すると誤った夢をみるかもしれない。 4.9 孤児　探索者に存命の家族はおらず、自分の本当の家族が誰なのか、誰であったかすらも知らないかもしれない 本名：イザヤ（元の名前は捨てた。旦那様からもらった大切な名前） 家族：なし。天涯孤独（捨てられた） 　　　本当はキャベンディッシュ家の当主の隠し子であるが、本人は知る由もない 幼少期に貴族に拾われたストリートチルドレンだった青年。 日々シングルマザーであった母親から暴力を受ける毎日だったが、5歳の時に金が尽きた母親にイーストエンドの貧民街の人売りに売られかけ、からがら手を噛んで逃げ出した。 飯を食う金もなく、人を殺そうとしたが栄養も足りない幼い体では腕力が足りず返り討ちに合った。 盗みも働き、見つかるたびに容赦なく蹴られた。大人になった今も全身に暴行の跡が残っている お腹が減りすぎていて、その辺に落ちていた死体を食べた。異常な味がした。腐っていたのだ。ウジ虫が湧いたそれをそれでも無表情に噛み砕いて嚥下した。本能が反射的な嗚咽を止めた。生きるために。 傷だらけで栄養失調で治らず、傷口は膿み熱を発し、とうとう行き倒れて路地裏で死にかけていた8歳のある日、死にかけの自分を拾ったのは貴族のキャベンディッシュ家の当主だった。 そこでは温かい料理がふるまわれ、そして入浴もできた。まるで今までいた自分の場所とは別世界だった。あの不愉快な味もしない。理不尽に殴られることもない。 「お前が生きているのは全て女王陛下のお恵みだ。女王陛下を尊敬し、あの方の剣となり盾となれ」 そう言われ、礼儀作法、文字、様々な知識、武術を骨の髄まで叩き込まれた。 天涯孤独の、使い勝手がいい駒が欲しかっただけなのかもしれない。予知夢について聞かれたため、その能力を知っていたから引き取ったのかもしれない。 しかし、言葉通り彼の言うことを聞くほど生活の保証がされた。 アパートに部屋を用意され、人間としての生活を営むことができた。 暖かい食事。新しい衣服。雨が落ちてこない天井。固い床を感じずいられるマットレスのあるベッド。 あの頃と全く異なる夢のような場所であり、自分を拾った旦那様と女王陛下へ無条件の感謝と尊敬を向けるには十分だった。 旦那様は雇い主と雇われた身という関係だった。 でも、父を知らない自分としては、父のような師匠のような存在であり、敬愛していた。 無謀だった子どもの頃とは違って今は身分の違いも痛いほど理解している。それでもおそばにいれることがうれしかった。 旦那様と女王陛下の望みならば、どんな道化役も厭わず、そしてどんな悍ましいことでさえやりとげてきた。幼い無害な少女を殺したこともあった。同じ境遇の少年を殺したこともあった。問題はないんだ、だって女王陛下の、旦那様の敵なのだから。 今回は貴族を演じて神父に近付きロザリオを奪えという命令だった。いつも通り役を演じて遂行するつもりである。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ