タグ： 御曹司オペラ

男 15歳 私立名門高校1年生 大手IT企業の現社長速成智也の次男である。 この会社は速成智也の父、つまり空の祖父が50代の頃に立ち上げ、智也と共に国内有数の企業までに成長させた。 そのため速成家自体の歴史は浅く、20∼30年程度である。資産は一等地にかなりでかい日本家屋を立てられる程度にはある。 現在速成家には23歳の長男、翔と次男、空の2人の子供がおり、次の跡取りは翔である。というのも空は母親の体質を引き継ぎ、病弱で運動も人並みにもできないと医者から言われている。母親は空を産んだ直後に亡くなった。このことが理由で祖父や父、兄から嫌われていることはなく、むしろ過保護気味である。なんなら猫可愛がりしている。空は引いている。けど家族のことは好きで病弱で速成家に貢献できないこと、母親が死んでしまったことに罪悪感を抱いている。 家族は空が病弱であまり学校にも行けなかったりすることもあり、出来る範囲でいろいろなことを勉強させたり体験させたりとなるべく自由にさせてやりたいと考えている。このこともあり物事に対しての興味は強い。図書館・美術館・博物館はよく行く。が物欲はあまりない。欲しいものがあればお小遣いで買う(ブラックカード)。速成家に有益そうなものなら少し強引な手に出るかもしれない。オペラはまあ機会があれば見るかな、程度の興味。幅広く知識を得ようと見はするが娯楽としてはそこまで。コンピューターや機械弄り、機体を見たりするほうが好き。 空は都内の有名な私立高校(金持ちの娘息子が通う)に通っている。翔は別の私立高校。病弱なこともあり、学校は休み気味。だが成績はかなりいい。学年トップ10位には入っている。しかし高校の生徒や先生からはあまり良く思われていない。速成家自体そこまで歴史ある財閥などではないため、周りからの当たりが強い。そのため空は自分が築き上げた地位でも権力でもないのにその上でただ踏ん反り返り、他人を見分だけで見下す御曹司・御令嬢どもに心底嫌悪の念を抱いている。が学校では人当りの良い感じで振舞っている。常に敬語。 空は運動が出来ず、思うように走ることもできなかった。だから空に憧れていた。空を飛んでみたかった。だからパイロットになりたかった。けど自分の体がまたしても邪魔をする。小学生の頃、このことで苦悩していたら父が自家用ヘリコプターを買ってヘリの操縦について教えてくれた。兄も自分の夢を笑わず「俺がこの会社を継ぐから、お前は好きなことをしな。」と言ってくれた。次男の自分の夢の為にここまでしてくれる父と応援してくれる兄を本当に尊敬している。 空には世話役として傍にメイドの清水空澄(あすみ)が控えている。空澄は元々母親の世話係だった。家事はもちろん、病弱な主人のため医学に精通しており、しっかりした、でもいつも笑みを絶やさない優しい女性である。そんな空澄のことを母親はとても気に入っており、次に生まれる子供は空澄の名前から一文字取って「空」にしようと話していた。母親が亡くなった後は、空澄が母親代わりとなって空を育てた。 ●御曹司オペラ後 不定の狂気『カストラートの渇望』 カストラートの歌声を聞き、魅了される。以降一日一回はカストラートの歌声を聞かないと全ての技能に-5%される。 自らの手でカストラートを造り上げてしまう。そしてカストラートの才能は評価されるべきだと考え、カストラートについて世間に広めてしまう。 2年後、120人のカストラートのみで構成されたオペラが開催される。

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