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どこにでも居そうな普通の男だったはず いつからか いつからか 目の前に大きな壁ができて それは一生乗り越えられない壁で もっと大きくなってしまって 俺は今を生きることしか出来なくなった 今を精一杯生きている男の子 大脳疾患、全色盲を持っており、幼い頃に発症してから黒と白しか見えない。単純に言ってしまえば、明度がわかっても彩度が分からない。 そのため、カラコンは白っぽいものを選ぶし、髪の毛も白に染める。(たまに美容師がインナーカラーを勧めてくれるので入れてもらうが何色なのかわかっていない) 親はいい人たちで本当に大事に大事に育ててこられた。 「だから白黒の世界でも俺はこの世界が大好きやよ｣ 最近話題になっている色が見える眼鏡も全色盲の彼には使えなかった。見ることが出来なかった。 友達は虎太の洋服のセンスや髪色などを褒めてくれる。実際虎太は色なんて分からないので直感で選んでいるだけなのだが、しょっちゅうスナップを撮られるくらいのセンスの良さらしい。 友達からは「こた」と呼ばれている。 また、一度通っていた医学大学を卒業後、眼科で働きながら更に美大、色彩デザイン系の通信大学に通っている。働くことも好きなので、学費は自分で出している。 選択職業 医師 職業技能：医学、応急手当、経理、信用、生物学、説得、薬学、ほかの言語英語、

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