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カラーコード ココア色 #6e4a55 乾かない生肌が呼吸に合わせて都度色が変わる。モゾモゾと不可思議に蠢く腕、どう見たって人間には程遠い。 母は人、父はタコと混合種の深きもの、その間に産まれた蛸也はそれでも強く生きた。 目が合えば他人は悲鳴をあげて、友人もろくに作れない、人も近寄らず目を背ける見目を武器にしてモンスター役の俳優として活躍する道を見つけたのである。 事務所には奇形児として話を通して、B級映画の悪役、ファンタジー映画の人外と幅は狭いものの一定の需要がある分野へと潜り込んだ。他に追随を許さないじっとりと背筋に汗が滲むくらい粘質な恐怖そのものを演じて、人を怖がらせる事だけを磨いた。そのせいでファンよりもヘイトが多く、人気は上がらない。それでも生きていく分には問題ほどの稼ぎが出たので文句もなかった。 幼なじみや母親以外に親しく話せる人間すらいないがそれでも不満はなかった。寂しいと思うほど周りに人がいたこともないのでその感覚が分からなかったことは彼にとっては幸いなことであり、不幸ではない。 元々はそこそこ値の張る部屋を借りていたのだが、隣人からの言われのない苦情と夏場に常人の倍は嵩張る水道代と電気代に頭を抱えてもう少し安い部屋を探すことに。 常人の適温さえ暑さを感じるので年中、部屋の室温は18度に設定されている。仕事のマネージャーが部屋に来るといつも寒そうで唇を青くしてしまうのでヒーターだけは買ってある。 冷凍庫と自分が夏場に入って涼を取るために冷蔵庫は2台買ってあり、幼なじみが蛸也がいないと思って冷蔵庫を開けたら中で眠っていたことがあり酷く驚かれた。身体が柔らかく柔軟なので冷蔵庫の形に身体を縮めている。図体はでかいのでファミリーサイズ。 ちなみに料理はあまり得意じゃない。基本は生の魚介と野菜を食べている。好物は海老。暖かい食べ物や飲み物は好まないが飲み食いできないわけではない。タコを食事にだされると泣きそうになる。共食いする種であるがそこまで追い込まれた状況でもないのに食べたくない。仕事でタコを大量に食べるシーンがあった時、人生で一番落ち込んだ。 幼なじみの事は何を考えてるのか分からないが理解する気もないので好きにさせている。 人肌を好まないが幼なじみに関しては油断していることが多い。 ただ、可愛いと言われることに関しては顔がいいのに美的センスはいかれてるんだな……と憐れみすら抱いている。可愛いって言うなと思いながらそのうちうぬぼれそうで怖いので自戒の念も込めて幼馴染に対して当たりが強くなりがちである。内心嫌われていないか不安であるし、大好きである。絶対言わない。言ってやんないという頑なな気持ち。近所のスーパーに買い物に行くと怖がられるので幼なじみに買い出しをお願いしている。服は通販でしか買わないし外でしか着ないのでほとんど所持していない。 何よりウィンドウショッピングが嫌いでタコ肌に触れるとだいたい服が生臭くなるので試着も出来ないし楽しくない。 幼なじみのことは何を考えているのかよく分からないけど幼なじみの作るご飯は好き。胃袋を掴まれていると思う。父親に関しては産まれた時には死んでいたので母親から話として聞いた事しかない。どんな人だったんだろうとぼんやり考えているが、母も幼なじみもいるので寂しいことはない。 好きなもの 水、寒いところ、アイス、海老、貝類、海 嫌いなもの タコを食べること、暑いところ、温泉、夏 ストレスを感じると自分の手足を噛みちぎってしまうし幼なじみがたまに噛みちぎってしまうのでところどころボロボロ。生え変わるまでの間にまた噛むので生えきらず歪んでしまっている。 驚くと項の管から墨が出るのでタオルが欠かせない。 あとタコなので血が青いところと人と同じ赤い血が出るところがある。境目を怪我すると紫ぽい。 驚くと皮膚の色が極端に周りの景色と同化して擬態しそうになるので、常に気を張っている。 家の中くらいしかリラックスできる場はない。 RPサンプル 一人称は俺、二人称はお前。基本は他人と目が合わない。幼なじみは呼び捨て、顔がいいのをチラ見。 やだやだ言いつつ事あるごとに幼なじみを呼ぶ。 「は？うざいし、可愛いとか言うな」 「慧、やだ。ばか！」（かまれた時） 「飲み込むなよ！吐け、毒あるかもしんないんだぞ！」（食べられた時）(半泣き) 「慧なんか、どうせ何着たって似合うだろ」 「海老…」（もくもくと食べる） 「絶対やだ。慧濡れるし風邪ひかれたら困、…らないけど⁉」（膝に座ってと言われた時）(後半ひとりでキレてる)

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