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惟公は幼いころ大きな災害に会い命からがら生き延びたが孤児となる。後、その災害で命を救ってくれた刀工一族の夫婦に養子として引き取られることとなる。 災害での極限化の中で、ある種達観した思考をもつに至った彼は命の恩人である養父母のためにこの身を尽くそうと考え、一心に刀鍛冶への道を歩んだ。 飛躍的に向上していく鍛冶の腕に、自分の努力以上に天性のものを感じた彼はこれも運命だったのかと奇妙な縁を信じた。 学生の頃は、そこそこに勉学に励み、刀鍛冶の修行と実際に使うものの立場になってみなければわからないという思いから習い始めた剣術の鍛錬に明け暮れた。 付き合いは非常に悪かったが、少なからず学友もおり、自身では充実した生活をおくれたと思っている。 現在は、刀鍛冶免許取得の修行期間として家業で働いている。が、すでに並の刀工を超える技術を持つ彼は、「見分を広めてこい」という師匠の言葉を受け、自身の刀工技術の助けになるだろうと思うことに時間を費やしている。 並外れた精神力をもとに練り上げた〈制作（刀鍛冶）〉技能は高く、刀の鍛えを見極めるための〈目星〉も高い。また、打つ鋼の音からも、その鍛えが図れ知れるため比較的高い〈聞き耳〉技能を持つ。〈心理学〉技能は主に刀を打つ際に自分へと向き合う精神統一のようなものだが、研ぎ澄まされた精神性から他人の機微にも応用が利く。玉鋼や鉄などの鉱物に対するため少なからず〈自然〉の技能を持ち、自身の手助けとなるために歴史を紐解くこともあり〈歴史〉技能を持つ。道筋を立てた話し方は得意だが、愛想のないぶっきらぼうさから〈説得〉技能は低いレベルに収まっている。 刀を知るために始めた新陰流剣術は、精神力の強い彼によく合っていたようで高い〈新陰流剣術（刀剣）〉技能を持つ。また、〈新陰流剣術（格闘）〉は、災害での古傷により並程度に収まっている。一方、受け流しなどの技術をよく理解し〈回避〉技能は高い。 最近、絡繰ものも面白いなと歯車やゼンマイ仕掛けを楽しみ始めたため〈機械修理〉を少しだけ持っている。 ・容姿の描写------不愛想で、若々しく、筋肉質 ・イデオロギー/信念-------縁を信じる。刃文による卜占も行う ・重要な人々------師匠である養父母。彼らのために生き、業を継承する ・意味のある場所--------家の土蔵 ・秘蔵の品-------養父より授かった守り刀 ・特徴-----実直な姿が人を引き付ける

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