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偉大なる(そう教えこまれてる)海苔巻き煎餅博士に作られた小学生型人間AIサイボーグ。見た目は人間。中身は機械。 ある日海苔巻き博士は大好きな海苔せんべいを食べながら思った。そうだ自分の研究をサポートしてくれるAIを作ろう。 そして出来たのがまだ体がない人工知能の災でした。 何年か過ごしていく内に博士は災のことを息子のように思ってしまい、体を作ってあげようと試みました。(博士は独身) AIに肉体を宿すのは中々困難だったのが2年かけてようやく完成。 厳しい訓練で無事思うように動けるようになり、ハレテ!!小学生「防具魔災」誕生です。 材料はガラクタで出来ているので、意外と脆い。 彼の最近のお気に入りは誰かと手を繋ぐこと。 自分以外の手を握ると暖かいことがわかり(熱感知)、それは何故だろうと疑問を抱いている。この暖かさは心地よい。 今のお気に入りはC太くん。 彼に応急手当をふるなら機会修理か電気修理で。 高3で中退。 高３の夏休みに災は大型アップデートするために博士に呼ばれるが、博士の手違いで30代の体になってしまう。 これでは学校に行けないと思い再度博士のラボへ訪れる。しかしそこには海苔餅を喉につまらせ死んでしまった博士の姿が。 腕の中にいる博士はひどく冷たい。そして二度と冷めることはない。初めて災は『死』を感じたのだった。 自分はAI。所詮作られた命(物)。行動も、思考もすべて博士にプログラミングされたもの。 このまま時がすぎればみんなも博士のようになってしまうのだろうか。小学生の時は何も気にしていなかったみんなと自分の違い。 まるでウイルスに侵されたこの感覚は『感情』だということを教えてくれる者はもういない。

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