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レイの探偵助手。前職は医療従事者。 バツイチ 一人称：俺、おっさん 二人称？：レイちゃん ———————————————————— 医者の家系で長男として生まれ育つ。 幼少期から英才教育として習い事を多くこなし、私立の学校へ通っていた。 将来は親の病院を継いで医者になる事が定められ、レールをひかれた人生。周りからは好きなこともできず窮屈ではないか、と言われることもあったが、医者は誇りある仕事であり、両親のことも尊敬していたため全く気にしていなかった。 卒業後は実家の病院と提携している小児科病院へ勤めるようになる。(実家の病院は別の科) 数年働く間に看護師と社内恋愛し結婚。子育てのため妻は退職。家族3人で暮らすようになる。 ただ実家を継ぐためのキャリアとして今までこなしてきた仕事が、子供ができてからは価値のあるものだと感じるようになり、より力を入れるようになる。 その頃、ある14歳の少年と出会う。(28歳の時) 彼は幼いながらに重い病気を抱えており、たらい回しの果てにこの病院へ辿り着いた子供だった。入院生活を続けるも、なかなか心を開かずにいる彼の担当医になった寿太郎は、あの手この手で仲良くなろうとした。彼は大規模な手術が予定されており、安心してのぞめるようにと考えたためだった。結果、彼は寿太郎に対して柔らかく笑ったり、よく喋るようになった。 昔から病気のせいで両親の負担になってきたことに負い目があること、元気に遊べる同級生が羨ましいこと、行ってみたい場所、食べたいもの、さまざまな話を彼は寿太郎にしてくれた。この頃、寿太郎自身は少年に対して患者と医者という以上の感情を入れ込んでしまっていた。 必ず手術を成功させて、元気に帰ろう、と約束をして当日を迎える。 しかし手術中、異常自体が発生し、大量出血。必死に対応するも虚しく、少年はそのまま息を引き取ることとなった。 この出来事がトラウマとなり、寿太郎の精神は医者として機能しなくなる。1番の問題は大量の血を目の前にすると完全に動けなくなってしまうことだった。 医者としての人生だったはずなのに、それをこなせない自身に絶望した寿太郎は医者を辞め、酒やタバコに溺れるようになる。初めこそ同情し挫折した夫に寄り添っていた妻も、耐えられずについには離婚することとなった。 以降レイと出会うに至るまで、工場勤務や深夜の警備員など転々としながら適当に無気力に生きていた。 (どうやって出会ったのこの人たち？？？？) レイを一目見た時、あの時救えなかった少年とあまりにも似ていて動揺した。年齢までドンピシャ。 今も勝手に重ねてるし、危険な目に遭えば次こそは救いたいと思っている。ただ、そんな大層なことができるわけでもないのに何を、という気持ちもあるため、普段からそんな面は出さず、ちゃらんぽらんなおっさんな感じはそのまま。 気も強いし賢いし、なんでも1人でこなすので基本的には任せているが、レイちゃんすぐ危険な目に遭うのでおじさん心配だなぁ…😅💦

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