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深海 奥毅(ふかみ おうぎ)
ID:3716652
MD:d7124284831fa52c54ac79d054b0f758
深海 奥毅(ふかみ おうぎ)
タグ:
深淵虚構のディメンション
HO2
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生まれ・能力値
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21
その他増加分
一時的増減
現在値
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CON
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EDU
HP
MP
初期
SAN
アイ
デア
幸運
知識
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SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
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技能
職業P
/
(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
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初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
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<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
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通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
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<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
●概要 大学在学中に就職活動に失敗し、日雇い労働をしている24歳男性。成績優秀な妹の存在が生きるのが辛い理由の一つ。 #69b076 ●詳細 1996年生まれ。小中高と勉強で苦労することはなく、大学は中の上レベルの私学へ現役合格。必死に勉強せずとも順調に進んできたために、就職も普通にできるだろうと考えていたが、就活では受けた数社がすべて不採用となった。不採用の原因は、自分はそれなりに優秀だという本人も気づいていない傲慢さから、身の丈に合わない会社を、それも数社しか受けなかったこと。反省はしたが、後悔先に立たず。大学卒業後は、日雇い労働者としてお金を稼いでいる。 そんな生活も二年目に突入し、うまくいかない転職活動に疲れ、ストレスからなのか色々なものに憎悪を抱いてしまうようになる。そして憎悪を抱く醜い自分が嫌になり自殺を考えた。 色々なものへの憎悪として、彼が真っ先に思い浮かべるのは、今も同じ家で暮らしている妹である桜の存在だ。桜は2002年生まれであり、奥毅とは6歳差である。そんな彼女は、2月現在高校三年生であり、国立大に推薦で合格した。就職活動に失敗した自分と、国立大に受かった妹を、周りが言わなくとも彼自身が比較してしまい、苦しくなってしまうのだ。 妹と仲がよければ感情は変わっていたのかもしれないが、実際には悪くない程度であり、普通よりは下である。元々はお兄ちゃんっ子だった桜を奥毅はかわいがっていたのだが、彼が19歳の時、つまり妹が13歳で思春期に入った頃から会話が減り、そのまま現状に至る。 思春期だったから仕方ないことだとは自分を説得するものの、仲が良かった状況から友達以下の会話量に減ってしまったことはかなりショックが大きく、嫌われてしまったのでは?と何度も悩んだ。 彼自身あまり自分から話しかけるタイプではなく、桜も今更どう距離感を近づけていいかわからないためにこうなってしまった。お互い寂しさはあったが、別に困らないため、動くきっかけにならなかったのである。 大学は、高校までとは比べものにならないほど多くの、違う考え方をする人に触れることができる場所である。大学生活でさまざまな経験をするうちに、妹の桜は「今更……」という呪縛から解かれて、兄との関係を少しずつ戻していくことができるだろう。 そういう運命にあるはずだった。 兄、奥毅は妹の国立大合格を受けて死を選んだ。もちろんそれだけが理由ではない。自動販売機でお釣りを取るのを忘れた。傘を盗まれた。鞄への入れ方が悪くお気に入りの本の表紙が破けてしまった。仕事で関わった運送業者のおっさんに理不尽にキレられた。忘れていたり、単体ならそこまで気にならない、これまで積み重なっていた不幸や不運。そしてそれらに対する怨み。それが妹と自分の意味のない比較によって一斉に押し寄せ、束の間の殺意になった。次の瞬間、訪れる自己嫌悪。 (こんなことで妹を恨んでしまう自分がつらい) そうして彼は死のうと決めた。 家からは離れた、人通りの少ない遮断機。 大学に合格して喜んでいる妹や両親に自分の訃報が届くことを申し訳なく思い踏みとどまる。 ふと、ポケットに突っ込んだ手に100面ダイスのキーホルダーが触れる。 大学に入った頃に持っていることに気づいて以来、ずっと家の鍵につけている物だ。いつ誰から貰ったかは覚えていないが、何となく気に入って付けたままにしている。 (大学に入った頃ってことは、ちょうど桜が思春期に入った頃か……) どうしてこうなってしまったのか。どれだけ嘆いても関係が元に戻ることはないんだろう。俺の性格が違ったら、仲直りできたんだろうか。 俺は妹の吉報を素直に喜べないクソ野郎だからな…… ダイスに触れて過ぎった思考が、罪悪感を取り去る。 踏切が鳴り始めた。 遠くに電車が見える。 そして—— 【深淵虚構のディメンション】 線路の上で電車を待っていると、沿線の道路にいた少女とも形容すべき女性と目が合った。 俺は身構える。人の気も知らないで、自殺なんてダメだと言ってくるんだろうなとうんざりしたが、彼女の口から紡がれた言葉は意外なものだった。 「何してるんですか?」 まるで、農作業をしている農家の人にリポーターが聞くようなのんきな言葉。信じられないことに、説明するまで俺が自殺をしようとしていることがわからなかったようだ。おかしな女性だ。 「ようやく決心がついたんだ。それに人が電車に引かれるところなんて見たくないだろ。あっちへ行ってくれ」 「目の前で人が死のうとしてるのを見逃すわけにはいきません~」 その言葉は、どこか空虚で、彼女が言っているというよりは、半ば自分の義務としてそう言っているように感じた。本気で言ってるならうっとおしいだけだし、ただの偽善なら腹立たしいだけだっただろう。しかし、そう言うことを自分に課しているような雰囲気に興味が湧いてしまった。 (実際にPLがどことなく白々しい雰囲気だと感じた) 自殺には水を差されてしまったし、どのみち人の見ている真横で肉片になる趣味もない。 「私でよければ聞きますよ」 少女は連翹と名乗った。確か花の名前だったはずだ。まったく関係はないはずなのに、名前が花だというだけで妹のことを思い出し顔をしかめる。 今あったばかりの人間に何がわかるのかとも思ったが、今後関わることのない赤の他人だからこそ、自分でも嫌になるほどつまらない自殺の動機を聞かせようと思った。 つまらないことですぐに他人を恨む醜い自分が嫌いだから。簡潔にそう話すと、彼女は言い渋った後に「わかります」と言った。 場合によっては火に油を注ぐ言葉とわかっていながら、それでもそう言ったことに彼女がどんなことを抱えているのか気になった。だから俺は尋ねた。 「連翹さんにはどんなことがあったんだ?」 彼女の身の上話は衝撃的だった。 孤児院育ちであること。 公園で声をかけてくれた女の子を慕っていること。 夕方になるとお父さんに手を引かれて帰る姿が羨ましかったこと。 出来心で鈴蘭の花束を贈ったこと。 彼女が死んだこと。 嫉妬から起こした些細な行動の結果、大好きだった友達が殺してしまった。そんな罪悪感に囚われ続けているようだった。俺からすれば友人を殺したというのは思いこみに過ぎないと思うのだが、彼女からすれば真実なのだった。 「花束を食べるわけではないのだから死なないだろう」 「鈴蘭は花粉にも毒が含まれているんですよ?」 鈴蘭の毒は聞きかじりの知識でしかなかったから、そう言われれば俺は押し黙るしかなかった。花粉で人が死ぬなら、花屋は今頃死体しかないだろう。そう言っても曖昧にごまかされた。 その後、彼女は自分が殺した友達の父親に引き取られたらしい。そこで「娘」を演じ続けている。俺の自殺を引き止めるために言った言葉が空虚に感じた原因がわかった気がした。死んだあの子ならこうするだろうと、想像した亡き友人の輪郭に近づくために、俺を止めたのだろう。 凄惨な境遇だなぁと思った。 そして同時に、なんて歪な在り方なんだろうとも感じた。 正義感や優しさではなく罪滅ぼしに被った他人の皮を被り続けるために人の自殺の邪魔をするだなんて、屈辱だ。しかし、心の醜い自分とは違う周囲を眩しく思っていた俺にとって、その仄暗さは心地よかった。 俺と同じ闇側の人間だからではない。彼女は間違いなく光だろう。罪滅ぼしの気持ちをもち合わせていたり、亡き友人の幻影をなぞるためとはいえ、人の死を止めるような人間なのだから。だが闇を遠ざけようとするLEDのような光ではなく、光でありながらどこか昏さを併せ持つ蝋燭の炎のような光だった。 周囲と違って憎悪しか抱けない俺は生きていてはいけないと思っていたが、彼女のあり方を見て、俺みたいな奴でも生きていていいのかもしれないと思えた。 「どうすれば深海サンは生きたいと思ってくれますか?」 俺が自分の身の上話をした後、少女はそう聞いてきた。その言葉は亡き友人をなぞったものではなく、彼女の本心のように聞こえた。 俺はもう死ぬつもりは無かったから、未だに俺の自殺を止めようとしている彼女が少し滑稽に映った。 気づけば俺の口角は上がっていた。 もう死ぬ気はないと言っても、彼女は訝しんで詰め寄ってくるだろう。だから俺は彼女に何かしらの「答え」を用意しようと逡巡した。 俺が死のうとした理由は、色々な自己嫌悪の積み重ねだ。それでもトリガーになったのは妹のことだろう。 思春期で会話が減っただけで本当に嫌われたわけではないと頭の隅では思っているが、傷つきたがる自分が勝手に嫌われたと思おうとして、逆恨みのような感情を抱いていた。喧嘩したなら「ごめん」をきっかけにできたが、どちらが悪いというわけではないからこそ、近くとっかかりが無かった。 だから俺は仲直りの方法を尋ねた。 合格祝いを大義名分に家族を食事に連れて行ったことがきっかけで、俺と家族の間で以前よりも会話が増えた。昔のようにとはいかないが俺は満足だ。 俺の死ぬ理由を無くしてくれた少女——連翹さんには感謝している。 彼女も俺と同じで「思い込みで自己嫌悪を背負おうとしている」人だ。 罪の清算のために自殺はしないだろうが、どこか死に場所を求めているような、そんな儚さを感じた。いつか、見ず知らずの人を守るために自分の命を投げ出しそうだ。そんな連翹さんは見たくない。 俺は不器用だから、彼女の思い込みを拭い去ることはできないだろう。思い込みだと指摘されればされるほど強く思い込もうとするのは身を以て知ってるから、下手なことはできない。 だからせめて時々様子を見に行って恩人が生きているか確認しようと思う。 ——いや、もっともらしい理由をつけるのはやめよう。俺はただ、俺のつまらなさを知った上で接してくれる彼女の側が、心地いいだけなのだから。
※
歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました
(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
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