タグ： ジャン犬HO2

快活で行動力があり、どちらかと言えば意志は強いタイプ。 ムトン村のブドウ農家で働いており、普段は農作業をしている。交渉術に長けている所を買われ卸先へ同行する事も。農作業がないときは村で困っている人がいないか見てまわったり仕事を手伝ったりと皆の力にれなるよう務めている。そのため顔が広い。手先が器用で刃物の扱いも上手いため、祝い事の際は家畜を捌くのを手伝う事も。 村はもちろんミラやロマンのことも好き。2人のことはとても大切に思っており、特にミラに対しては(心配性な)姉のように振る舞っている。 飲める機会はあまり無いけれど、村で作っているワインが好物。嫌いなものは蛇。 特技は早寝早起き。いつでもどこでもすぐに寝られる。 【秘匿HO関連】 本名は「アルベルティーヌ(Albertine)」 。かつて家族からは「ベル」という愛称で呼ばれていた。偽名である「アベラ」は名前を聞かれて咄嗟に答えたもの。咄嗟の思いつきで答えてしまったために本名と似てしまった。 王家の血を引いており、10年前のクーデターの際に命からがら逃げ延びた。その際父、母、兄、妹を亡くしており、ミラとロマンを自身の兄妹に重ねている。2人が平和に幸せに暮らせる未来のためにも、この国の現状を変えなければならないと考えている。 流行り病も解決したいことのひとつ。教会に行く目的は別にあれど、人々を脅かす病についてもできるだけ早急に何とかならないものかと憂いている。 体力はそう多くないものの、過酷な状況下で効率良く活動するために休める時に素早く休み次に備える術を身に付けた。また、「女且つ子どもで1人」という危険と隣り合わせな日々だったため眠りは浅く、人の気配を感じたらすぐに目を覚ます癖が身についた。 ≪ナイフ・回避≫ 逃亡生活の中で身についた技能。もともと身軽で器用だった事が幸いし、護身程度のものにはなっている。 ≪心理学≫ 王族としての指導の一環で相手の真意を探りながら相対するよう教育を受けていた。逃亡中、相手の害意の有無を探るうちに成長した。 ✳︎✳︎✳︎ 誇りも、形見も、玉座も。 全て、すべて奪われた。 王家を、父を裏切った者達を、愛する家族を奪った者達を、私は決して許しはしない。 裏切りにより王が殺されるなんてよくある話。それに元々豊かとは言えなかった国だ。クーデターにより為政者が代わり国が良くなるのならば、民に安寧がもたらされるのであれば、まだ納得できたかもしれない。 しかし実際は良くなるどころか貧困の一途を辿るばかり。私の愛する人達の血で染められた玉座に座っておきながらこんな悪政を敷き続ける者達を、許せるはずがなかった。 10年前、忘れもしないあの日。私の肩を掴み逃げろと命じる兄の硬い声と妹の泣き叫ぶ声が今も耳にこびりついて離れない。私はあまりにも無力で、何に代えても護らねばならなかったはずの愛しく幼い妹、ミシェルの命さえ守り抜けなかった。必死に逃げて、逃げて、逃げて。大切なものは全てこの手から零れ落ちた。何もできない自分が情けなくて、苦しくて。涙が溢れて止まらなかった。 あんな思い、もうたくさんだ。もう、繰り返さない。 『民のために生き、民のために死になさい。我等王族には民を守り導く義務がある』 父が私達に繰り返し説いた言葉。 父よ、母よ、兄妹達よ。どうか見ていてください。きっと、成し遂げてみせます。 ——さぁ、革命を始めよう。

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