タグ： 雪熊

ハンドアウト1B:下界に残した絆 君には大切な人がいる。それは家族か恋人か友人か。 彼は君の狂気山脈への挑戦に反対していた。 だが、長い説得の末、君は頂を目指すことになった。 必ず生きて帰るという約束と共に. 【ミッション:生還する】 親友の名前　鷹無　青空（たかなし　そら）　34歳　男　 出会いは、趣味でよくやっていたボルダリングから。苗字の読み方が同じというところから何故か仲良くなって、今に至る。登山も好きとのことで、よく２人でいろんな山を制覇してきた。 樹と青空は元々世界に名を馳せる一流の登山家で、親友と共に様々な山を制覇してきた。しかし過去に、大怪我を負う程の滑落事故を起こしたことがある。それぞれ怪我は完治したものの、親友は軽いトラウマを持つようになってしまった。最近の登山は親友に内緒で一人で登っている。 青空に出会ったきっかけになったボルダリングは暇があれば共に行っている。登山は行ってくれないが、ボルダリングは行ってくれるので頻繁に行っている。最近は、直登りにハマっており、登れそうなところはチャレンジしている。 第二次登山隊に選ばれた事を青空に言った所、全力で拒否られた。なんとか説得を試みて、答えを訊こうとした日に青空が交通事故にあったと聞いた。 今は意識不明の重体で病院に入院している。心臓は動いているのに、目を覚ましてくれない。脳死という可能性を信じたくない。目覚めるって信じてる。 そのために、狂気山脈へ挑む。非力な自分ができることは、神様に祈るだけ。側にいたところで、邪魔なだけだ。 空に一番近い所へ、青空から一番遠い所へ。 樹は小さい頃から親に愛されることは無く、家族に捨てられた。中学上がる位までは親戚の家で育てて貰った。家でも基本一人で、学校でも友達を作ることが苦手だった。ただ、体を動かすことは好きでその中でもボルダリングが一番好き。登れるところは沢山登ったことがある。誰でも使えるボルダリングの壁でたまたま競うことになったのが青空とだった。青空は人気者で友達が多かった。自分とは正反対だったのにも関わらず、苗字の読み方が一緒という理由だけで仲良くしてくれていた。そのおかげで段々と友達が増えていき、前はほとんど見せなかった笑顔をよく見せるようになった。 -プチ情報- 青空とは学校もクラスも一緒だったのと、普通には読めないからという理由で先生達からはよく「樹」で呼ばれていた。それがとても嬉しくて、ちょっとした自慢。 ウェアを買う時に流行ってて、めちゃくちゃ好きだったエヴァの初号機に似たデザインの物を見つけ即購入した為、ウェアが初号機風になっている。ちなみに青空は二号機に似たデザインの物を着用している。 樹の推しエヴァは零号機と初号機。零号機はフォルムが好きで、色は別に気にしてない。初号機は暴走、覚醒があるのが好き。NERVが好きかと言われればそうでもない。 青空が二号機風のウェアを選んだ理由は、推しエヴァというのと、夕日を見て樹がぼそっと言った「赤い空」が気に入って「赤い青空」になるために二号機デザを選んだ。推しエヴァは二号機と８号機。なんか顔のフォルムが好きらしい。WILLEが好きかと言われれば違う。 -- ------ --------------- 「なあ、青空。俺、狂気山脈の第二次登山隊に選ばれたんだ。」 「狂気山脈って、第一登山隊の生還者がいないっていう山だよな？」 「ああそうだ。危険なのは重々承知の上で行こうと思うんだ。」 「…お前は死ぬ気なのか？どこまで俺を苦しめれば良いんだ。お前が俺に内緒で山に行ってるのも知ってるんだぞ…？」 「…………ばれてたかぁ。でもさ、良いじゃないか。絶対生きてお前の元へ帰るからさ。行ったら、待っててよ。俺が生きて帰ってきたらお前も、トラウマ克服しに行こうぜ。お前とまた山へ行きたいんだ。」 「……。」 「お前の返事を聞いてから行く。だからさ、今度会う時まで考えといてよ。」 ----------------- ------ --- 「なんで、事故なんかに巻き込まれてんだよっ…青空」 --- 「早く、早く目を覚ましてくれ。一人なのは寂しいからさ。なぁ、青空。………………返事してくれよ………」 「俺だって、生きてお前の元に 帰るからさ。青空も早く帰ってこいよ。 ーーーーー俺を置いていかないで。」 ------------- 「お前が目覚めて居てよかったよ。ほんとに。また、山に行こうな！！！！」

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ