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一 怜人(ﾆﾉﾏｴ ﾚｲﾄ) 2015警官、刑事ベース 【職業特記】 制服を着ているか警察手帳を提示すれば信用と説得に+20%のボーナス。ただし何らかの理由で警察に敵意を抱いているものに対しては無効。 【特徴表】 ・目つきが悪い(D特徴/興+40%)…知り合い以外からは怖がられがち。APP-1、信用-10%(職業特記と併せて信用は基本的に+10％の状態)。 ・ド根性…負けず嫌いともいう。抵抗表を利用したロールで成功範囲に+5%。 【不定】 ・奇妙な性的嗜好…精神的、肉体的に追い詰められないと性的に興奮出来ない。Ⅿ…ってコト！？（2024年2月22日まで） 【通過シナリオ】 ・VOID (HO1) ──────── 警視庁、公安局刑事課アンドロイド事件捜査係……通称「ドロ課」に配属されたばかりの刑事の男。 頭脳の明晰さと日本刀の腕前を買われて最年少で異例の抜擢となったが、昔から刑事になるつもりで鍛錬を積んできた本人にとっては「当たり前」くらいの感覚らしい。 制服である公安のコートを上までしっかり閉め、口元が隠れる様な着方をしている。このスタイルが暖かくて落ち着くようだ。 戦闘時には二刀流を用いる。 性格は非常に真面目で、自分にも他人にも厳しく気難しい。さらに目つきが生まれつきかなり悪く大柄な為、怖がられるか生意気だと悪い印象を与えている。本人は「自分の有用性は実力で分からせればいい」と一蹴して気にしていない為、改善の兆しはない。 本人は気付いていないが、自分の能力を若干鼻に掛けている節もある為、生意気という評価はあながち間違っていないようだ。 一応目上の人間には敬意を払うが、自分の方が「使える」と判断すれば、年上だろうと蹴落とそうとするだろう。 好きな食べ物は蟹とビーフシチュー、嫌いな食べ物はインゲンとショートケーキ。 誕生日は1月23日の水瓶座。 (以下、VOIDのHO1の秘匿内容を含みます。) 12歳の誕生日、楽しい思い出となる筈だった日は、突如“機械の手”によって無惨に奪われた。 覚えているのは、ペンキを零したように真っ赤な床とそこに横たわる母、鼻につく油の臭い……そして、自分に伸ばされたナイフと、それを握る機械の手だけ。 自分自身も酷い怪我を負ったが、何とか一命を取り留めた。しかしその事件より前の記憶は、強いショックで家族と過ごした日常を含めて、文字通り全て落としてきてしまった。 途方に暮れる自分に手を差し伸べたのは、この事件の担当になっていた「黒田矢代」だ。突如親を失った子供を哀れんだのか、他の理由があるのかはわからないが───ともかく、新しい「父」になることを約束してくれた。 そこから先は矢代さんに、時に厳しく、時に優しく…何不自由なく育ててもらった。気恥ずかしさと色んな気持ちから「父さん」とは一度も呼べた事はないが、恩義は非常に感じているし、尊敬もしている。刑事になろうと思った理由の一つでもある。 また、矢代さんと同じく「赤星透也」も今の自分の在り方に関わっている。彼も矢代さんに恩があるらしく、家に頻繁に訪れては自分にも気軽に話しかけて優しくしてくれた。口には出さないが、兄がいたらこんな感じだろうな、と感じている。 ……あの事件から、10年経つ。 傷は癒え、身体は大きくなったし強くもなったが、アンドロイドに対する嫌悪感や恐怖は消えることはなかった。 真相が知りたいと常に願ってきたものの、矢代さん達には何一つ教えて貰えなかったし、自分で調べても何も掴むことができなかった。 だが、刑事になった今なら何か掴めるかもしれない。その為に、虎視眈々と鍛錬と努力を重ねてきたのだ。 あの日の記憶を取り戻す事と、10年前の真相を突き止める事……そして、あの“機械の手”に復讐をする事。それが、自分の原動力となっている。この悲願の為なら、多少の苦痛は甘んじて受ける必要があるだろう。 ────とは言え、憎っくきアンドロイドと組まされるとは夢にも思わなかったが。　 　 　 　ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 　本当に、いろんなことがあった。一言ではまとめきれないし、生活もガラッと変わってしまって欠食が増え、いくらか痩せたし、不眠にも悩まされているという酷いざまだ。いつも以上に人相が悪くなっているだろう。 これから、俺はどうなるのだろう。ずっと抱えてきたものを不意に失って、宙ぶらりんになった気分だ。 すべての選択たちが後ろ指を指してくる。過去の後悔も未来への不安も、目を閉じればすぐに襲い掛かってきてとてもじゃないが真っ直ぐ歩けない。 ……それでも、隣にはあいつがいる。これから俺がどうなったとしても、それだけは　きっと変わらないだろう。

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