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◯設定・バックグラウンド ピアニストの母親と作曲家の父親を持つ。その影響で3歳ごろからピアノを教え込まれていたが、音楽の才能がなく、母親にはどうして私の子なのにこんなこともできないの、と叱られ、父親からは半ば諦められていた。幼馴染の傷無と遊んでいる時はそう言った苦しいことを忘れられていたので、彼女と遊ぶのがいつも楽しみだった。 10年前、ジャームと遭遇して死んでしまい、賢者の石の適合者となり覚醒し一命を取り留める。その際に、ハヌマーンとブラムストーカーの力により絶対音感(蝙蝠の耳)と寸分の狂いもなく指を動かせる能力(かしずく歯車)を手に入れてしまった。ピアノを弾いてみたら信じられないほど上手く弾けてしまった。両親はとても喜んでくれた。始めは嬉しかった。ようやく自分を見てもらえた気がしたから。だから期待されるままにピアノを弾き続けた。そうしたら、周囲からの期待はどんどん大きくなっていって、才能を妬まれることも増えて、いつのまにか押し潰されそうになってしまった。そうして虚しくなった。これは自分の力じゃなくて、レネゲイドがもたらした、借り物の力なのに、と。 一応イリーガルとして頼まれればUGNにも協力している(というか多分適合者なので監視下にある)が、この人たちも結局「賢者の石」の能力だけが目当てなんだろうなあと思っている。 結局そんなことを言っても自分にはそれしかないので、頑張って「選ばれた者」として期待に応えようとしており、ピアノでは数々のコンクールで入賞し、期待の神童などと言われている。 本当は「選ばれた」とかそういう言葉は好きじゃなくて、なんの才能も力もなくていいから平穏に過ごしたいと思っている。そんなことを考える度に、なんとなく、亡くなった幼馴染と過ごした日々のことを思い出す。 両親が2年ほど海外で仕事をすることになり、面影島に住んでいる祖母の家に預けられ、転校することになった。(なお祖母もかつてピアノを弾いていたため家には古いピアノがある) ◯性格 穏やかで優しい。つい人のためにと期待に応えようとしてしまうお人好し。少し寂しがり屋。割と人に流され優柔不断気味。 ピアノのことを褒められると自分の実力ではないと思っているので謙遜してしまうが、それを嫌味だと思われて特に同年代のピアニストからは嫌われがち。前の高校でも、「いろんなピアノコンクールで賞を取ってるすごい奴」という扱いだったので高嶺の花という感じなのかあんまり友達と呼べる友達はいなかった。 ◯備考 レネゲイドの力によって練習せずとも最高の演奏ができるが、それでも毎日ピアノを練習している。しかしいくら練習しようとエフェクトの力に追いつくことはできない。悔しいね。 ◯呼称・口調 一人称:僕 二人称:君 「僕だから選ばれた訳じゃなくて、別に選ばれるのは僕じゃなくてもよかった。ただ、偶然『選ばれてしまった』だけなんだ」 「この才能が喉から手が出るほど欲しい人達がいるのも、もちろん知ってる。…それでも、僕にはやっぱり重すぎるよ」 ◯成長 第一話　19点 精神+1　10点 余り　9点 第二話　19点+余りの9点=28点 ≪鮮血の網≫　15点 <RC>+5　13点 余り　0点 第三話　22点 ≪鮮血の網≫　削除　+15点 ≪生命吸収≫LV5　35点 余り　2点 第四話　21点+余りの2点=23点 ≪援護の風≫LV2　20点 <RC>+1　3点 余り　0点

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