タグ： まかろ

優しく献身的であろうとはしているけれど、根は見栄っ張りで意地っ張りで承認欲求強め。 惨めな姿は友達や家族や恋人には絶対見てほしくない。 いつも通りだと思っていて欲しいので辛い状況におかれてもSNSとかでは気丈に振舞っている。 【ほぼ不治の病】の治療のために通院や短期入院を繰り返しているけれどそれも友達や家族にはできる限り内緒。 基本スタンスは武士は食わねど高楊枝。 一途にひたむきに愛に生きる女。 二度と会えなくなった恋人をずっと想い続けている。 生涯ほかの誰とも付き合うことはないし、結婚もしない。 全く同じ状況に置かれ、同じ苦しみを味わった同い年の柴さんだったらもしかすると１％くらい可能性があるかもしれないと思ってしまうことはあるけれど、同時に柴さんだけは絶対にいけないと思ってしまうとっても複雑な心境。 一生柴さん越しにもう会えない恋人を見続けてしまうので失礼極まりない。 同じ経験をして共に同じ病と闘っているからこそ、唯一この人とだけは分かり合えるという安心感が強い。恋人が見出した未来への希望が柴さんでよかったと思っている。一緒にいてくれて、最後まで心配してくれて、守ってくれて有難かったし格好良かったなと思うのも事実。 でもだからこそ柴さんとは一定の距離をとらないと際限なく甘えてしまいそうだし、無理して保っている気力が一気に切れて駄目人間になりそう。それは体裁に関わるからしっかりしなきゃと思っている。 時々サシ飲みに誘うけれど二人してドクターストップがかかるのであんまり頻繁には行けない。 それぞれの目的のために動いていた平戸さんとは時々病院で会ったりしている。あの大事な時に笑顔を取り戻させてくれた彼にはとても感謝しているし、どこか陰のある気さくな知人としてとても好き。仕事の話も興味深いしこれからもたくさん話したいけれど、医療者としては早く治って平戸さんの通院が終わればいいなと思っている。順調に回復しているようだから、そろそろLINEを聞くつもり。 彼に与えられた呪いも、彼が喪ったものも、できる限り寄り添って痛みを分かち合えたらなと思っている。 荒谷さんは一緒にいて安心できたしとても信頼しているけれど、お仕事がお仕事なので気軽に連絡をとっていいのかわからずにいる。 元気にしているかしら、とLINEを送ろうとしてはやめ、送ろうとしてはやめて今に至るが、このたび勇気を出して飲みに誘った。 身体は本調子ではないけれど一時退院の許可も少量の飲酒の許可も貰って来たので万全の状態で会おうと思っている。可愛いものが好きな荒谷さんに可愛いと思われたくてお洒落には気合を入れていく。自然体を好む恋人の前では滅多に使わなかった、ジャスミンの香水をつけていこうかしら。女の子同士だものね。 好きなものはジャスミンティー。 よく飲むお酒はワイン。甘いシェリーから辛口のカベルネ・ソーヴィニヨンまで気分と料理に合わせてオーダーする。 カクテルは恋人との初めてのサシ飲みでチャイナブルーをチョイスしたのを思い出し、時々思い出に浸る。 でも最近だとマルガリータを好む。テキーラのほうがよく回るので。こんなカクテルを選んじゃう時には大体思いつめている。

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