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「そう！私こそ万能の天才！」 自身のことを万能の天才と呼び、いずれは宇宙へ行くと豪語している天文学者。 まあまあ名のある天科家の三女として生まれた。 幼い頃から知識欲が強く望むがままに両親も教育を受けさせてくれた。 中でも星に強く惹かれ宇宙を暴くという野望を抱き、天文学の道へと進むことを決めた。 今の研究の進みからすると、宇宙に行くなど馬鹿げた夢物語であることを充分に理解している。 しかし彼女は人類がいつの日かあの果てしない宇宙へ旅立てると信じている。 「研究者というのはロマンチストばかりなんだ。それに諦めも悪いものさ」 とは本人談。 大学卒業後、そのまま国営の天文台に所属し研究をする傍ら、大学で教鞭をとっていた。 25歳のときに天文台を工業区へ私設し、一人で研究に没頭するという願いを叶えた。 一番力を入れている研究は天文関係だが様々なことに興味を示す為、研究をしつつ気の赴くまま過ごしている。 自分の好奇心を満たすことを第一に動いているため生み出した研究内容を発表したりはしていなかった。 話し方や自己の評価は尊大ではあるが、本人は威張るつもりは毛頭ない。 なんなら自分の力が求められ役に立つのであれば、いくらでも力は貸すつもりでいる。(論文の締め切りに余裕があればだが…。) 若者のこれからの可能性に大いに期待しているため、若者には甘い節がある。 ◆他PCとの関係について ◆小鳥遊　鴉 意外と腐れ縁でもう10年程の付き合いになる。 大学でお世話になった先生が一緒だった。 先生としては共に才能ある教え子だったのでぜひ一度会わせたい、との申し出があったのが初めての出会い。 相性は最悪だった。 顔を合わせると売り言葉に買い言葉で大人げない言い合いをよくしている。 「君ほど私は暇じゃないのでね」と捨て台詞を吐きよく怒り狂わせているらしい。 彼の作品については時間のある時に読んではいる。結構しっかりと。 処女作が一番好きらしい。面倒なファンだね。 ◆本古男 古い文献を探したり海外の本を取り寄せてもらうのに足繫く通っている。 特に海外の文献については店主の知識も豊富で探し物に該当する本をすぐに見つけ出してもらえるためとても気に入っている。 本が増えすぎると雇っている清掃担当に床が抜ける、と注意を受けるので一回読んでもういいか…。 と思ったものをたまに売りにも来る。 一度間違えて小鳥遊　鴉の本を売ってしまったことがあるらしい。 ◆鳳条院　叶那人 瑠輝に基礎勉学を教える傍ら、叶那人にも色々と教え込んだ。 基礎については何の問題も無かったため、本人の興味のある分野の知識を広げていった。 自身の土俵である星に興味を示した際はその日の内に自分の天文台へと連れ去った。勿論、瑠輝も一緒に。 素直で愛嬌があり、学習意欲も高い可愛い教え子。 様々なことに興味を示してくれるのでついつい長話をしたり、大量のおすすめの蔵書を貸したり(押し付けたり)している。 彼が選んだ道は困難が多いだろうが、きっと乗り越えていけると信じている。 ◆近仗　瑠輝 長年の付き合いで、態度は素直じゃないが頑張り屋で真面目な良い子だと知っている。 悪態をついてくるのは彼の照れ隠しと甘えであるとも理解していて実の息子のように可愛がっている。 6年前、鳳条院家当主からの依頼で、迎え入れられたばかりの瑠輝に勉学を教えることになった。 読み書きの基礎(これは使用人さんも協力してくれてたと思う)から高等教育の内容まで、現在に至るまでの時間の中でみっちりと教えこんだ。 勉強を教え始めた頃は困難を極めた。 ご褒美の飴で釣ったり、瑠輝が寝た時は睡眠学習の検証になると言い授業を止めずに頭に流し込んだり、時には鳳条院邸で追いかけっこをしたりしながらも何だかんだやって行くうちに瑠輝からも心を開いてくれたらしい。 癖で飴を未だに持ち歩いているし、いい子のご褒美として渡している。 彼が人生の大事な選択をすることの助けになれたことを喜ばしく思う。 これからも出来る限り彼の力になってあげたい。 君のこれからの人生に、もう影が落ちることがありませんように。 迷った時は空を見上げて星を探して欲しい。何かの助けになるかもしれないから。 ●叶那人のことは太陽、瑠輝のことはシリウスだと本人たちに言っている。

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