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クトゥルフ神話TRPG第6版「天使の魔眼は死を殺す」 ────────────────────────────── 【HO：魔眼の天使】 ［人外探索者限定］ 貴方はこの世に生まれ落ちた天使だ。 全てを透過し空間を屈折させる『魔眼』を持っている。 孤高の殺し屋に心を奪われ、彼/彼女の為に献身する。 貴方の慈愛は『殺し屋』の為だけにある。 ────────────────────────────── 【魔眼の天使】は特殊な構造、特殊な立ち回りが必要になっており、『マーダーミステリー』や『ストーリープレイング』のような、秘匿内での『感情指定』や『RPに対する直接的な方向性の指示』が存在する。 極めて特殊な立ち回りとなる為、基本的にはKPやSKPによるKPCのような扱いを推奨する。 こちらも通常PCとする2PLでのプレイも不可能では無い。 ────────────────────────────── ────────────────────────────── 【】ベース ────────────────────────────── 【特徴表】 ────────────────────────────── 名前： 身長： 一人称： 二人称： 誕生日： 利き手： 血液型： 家族構成： 好き： 嫌い： 性格： ────────────────────────────── ────────────────────────────── 以下秘匿 ────────────────────────────── HO：魔眼の天使 ［人外探索者限定］ ───────────────────────────────────────────────────── 貴方はこの世に生まれ落ちた天使だ。 全てを透過し空間を屈折させる『魔眼』を持っている。 孤高の殺し屋に心を奪われ、彼/彼女の為に献身する。 貴方の慈愛は『殺し屋』の為だけにある。 ───────────────────────────────────────────────────── 貴方は半年前、【魔弾の凶手】の手で殺害された元人間である。 貴方は胸を撃たれて殺され、死を経験した。虚無に満たされた底無しの深淵。自分を自分として認識も思考も出来ない永遠に広がる無間地獄。自分があるのに自分が無い矛盾。存在全てを否定し拒絶する、恐怖と無価値に対する身悶え。 貴方は一度、『死』に触れた。しかし、何の因果か殺された場所で再び目が覚めたのだ。その時には既に身体は『天使のような姿』に変化しており、致命傷となった胸には穴が空いていた。 心を満たす空虚は痛みでも恐怖でも無い。殺される瞬間────、貴方は自分を殺した【魔弾の凶手】に『一目惚れ』してしまったのだ。貴方の心臓を撃ち抜いた衝撃を、例え死んでも二度と忘れることは無いだろう。 愛憎。歪んだ偏愛。変貌した復讐心。 より多くの希望を与え、希望を殺す。全てを奪い、自分のモノにしよう。 貴方は希望を与えるべく、半年もの時間を掛けて入念に準備を進めた。 ───────────────────────────────────────────────────── ◆貴方の目的 ・殺し屋に近付き、観測手や助手になる ・殺し屋に希望を与えてから全てを奪う ・復讐を完遂するまで正体を明かさない ───────────────────────────────────────────────────── ◆推奨する職業技能/ベースとなる職業 技能は『基本的に生前の探索者自身が持っていたもの』と解釈して構わない。シナリオから特別、職業技能やベースとなる職業の指定や推奨は無いが、必ず『元人間』としてキャラクターシートを構築していること。 ■技能について 推奨技能：目星 / 聞き耳 / 図書館 / ナビゲート 特殊技能：天使特権（技能値77%固定） 保有呪文：魔弾の作成 / 天使の魔眼 ■特筆すべきステータスについて 探索者作成後、【［POW］と［MP］の値を2倍】にする。この処理に［現在正気度］は含まれない。 また、この探索者は通常武器ではダメージを受けない。 ───────────────────────────────────────────────────── ◆設定的な話：HO魔眼の天使 ───────────────────────────────────────────────────── ■設定概要 殺されてから目覚めるまでの記憶も無く、気付いたらこの姿になっていて、不思議な力を持っていた。 人間だった頃については、『【魔弾の凶手】という殺し屋に殺害された』という結末さえあれば、基本的にどのような過去でも構わない。極論だが学生やアイドルなんかでも問題は無い。 真名として人間だった頃の名前も設定しておくこと。ただし普段使いの名前が『人間だった頃の名前』だと殺し屋が貴方の正体に気付いてしまう可能性がある。 偽名などで名乗るのが良いだろう。 貴方は【『全てを透過し屈折させる魔眼』と『魔弾を作る能力』】を持っている。 ───────────────────────────────────────────────────── ■探索者の外見 基本的には【『頭上に光輪（天使の輪/ヘイロー）』か『翼』またはその両方がある人型の天使】となる。 通常の人間との差別化の為に、最低でもどちらかだけでも保有していること。飛行能力があるかどうかは自由。 また、人間だった頃の致命傷の痕跡として【胸に黒い穴】が空いている。この穴の大きさや背中まで貫通しているかどうかは任意。 穴の形状も円形ではなく、ヒビ割れや魔眼をイメージした第三の眼のような形でも、深淵が広がっているように内部は漆黒でも良い。服装も自由。 なお、この探索者は『異形の天使』にすることも不可能では無い。 ただし天使の姿は【HO魔弾の凶手】以外の人間も視認出来る。あまりにも人間から乖離した異形の姿では、殺し屋家業どころではなくなることが予想される為、【人型の形態に擬態出来ることが前提】となる。 もし人型から離れた『人外探索者』として作成する場合は、能力値や技能値などを人間の領域から離れても構わない。 ───────────────────────────────────────────────────── ■立ち回りについて シナリオ内では【魔弾の凶手】の相棒やパートナーとして、観測手のような位置付けをしている。 現場での周囲状況の観測だけでなく、実行前の段階で暗殺対象の記録やデータ、情報などの収集も積極的に行うことになるだろう。 もしかすると、代わりに殺害依頼を探してきたりするかもしれない。 【魔弾の凶手】に協力するのは、貴方の復讐の為の準備である。 貴方の復讐は、与えた魔弾を【魔弾の凶手】が使い切った時に成就する。 それまでに彼/彼女に対して希望を与え、一撃で全てを奪い去り破滅させるのだ。 貴方の魔弾は死を殺す。 最後の1発をより良い瞬間に、貴方が望むモノに対して撃ち抜かせる。 貴方が一目惚れしてしまった【魔弾の凶手】の心を、自分だけのモノにする為に。 ───────────────────────────────────────────────────── ───────────────────────────────────────────────────── ■特殊技能：天使特権（技能値77固定） 〈探索技能〉と〈行動技能〉に分類される技能の判定失敗時、【MPを1D6+1点消費】することで特殊技能を使用することが出来る。 この特殊技能に成功で【失敗から成功へ判定結果を上書き】することが可能。失敗した場合はこの効果は得られない。判定上書きが可能な対象は自分自身のみ。 なお、減少したMPはシナリオ本編終了まで回復しないので注意。 ───────────────────────────────────────────────────── ■呪文：魔弾の作成 【1発につきPOWを3点消費】することで、『2キロ以内であれば壁などの人工物を透過し、射線上の人間だけを撃ち抜くことが出来る魔弾』を生成出来る。自分でも詳しいメカニズムはよく分からないが使える。 魔弾はゼロから生み出されるのではなく、既存の弾丸に貴方が『祈りと祝福を込める』ことで魔弾へと変化する。 武器に魔力を付与する呪文のようなイメージ。 POWは貴方自身ではなく、『依代としている第三者』から徴収することも可能で、シナリオ内では【HO魔弾の凶手の大切な人】から強制的に徴収し、これによって病状が悪化していく。 なお、このシナリオ内において『導入以外での魔弾の生成は不可』としているが、もしクライマックスまでに撃ち切ってしまうことがあった場合に限り、例外的に自分や【HO魔弾の凶手】のPOWから生成可能。最後の1発は大切な人を撃たせる為に取っておくこと。 魔弾は使用する際に、【HO魔弾の凶手】はSANを1点、【HO魔眼の天使】はMPを1点消費する。 『魔弾で心臓を撃ち抜き殺害した対象の魂』を喰らい、【［対象のPOWを全て吸収］し、［自分のPOW］に合算可能】。 心臓を外してもその魔弾で殺害出来れば、【［対象のPOWを1/3吸収］出来る（端数切り上げ）】。 その為、『可能な限り魔弾で心臓を撃ち抜いて殺害するように導く』こと。 ───────────────────────────────────────────────────── ■呪文：天使の魔眼 2キロ以内であれば、全てを透過し空間を屈折させる『千里眼』とも言える魔眼。 この眼の能力は第三者にも一時的に付与可能で、他者に共有する時は対象の目を手で覆うことで発動することが出来る。 3Dゲームで手前に障害物が来た時に透けて見えるのと同じイメージ。倍率や場所は任意で変更可能。狙撃時のスコープや観測手としても機能することだろう。 ───────────────────────────────────────────────────── ■狂気：愛憎と偏愛、そして復讐心 貴方は心臓を撃たれた時、その心までも撃ち抜かれた。何の因果か天使として再び生を得て復活した貴方は、あの殺し屋を自分だけのモノにしたいと思っている。 『殺し屋に全てを与えた上で失わせ、絶望させて自分に依存させる』ことが貴方の目的だ。これは肉体を失った貴方自身の本質とも言えるものである為、最初から最後まで一貫し、シナリオ中に秘匿の更新やRPで覆ることは絶対に無い。 既にこの『狂気』を抱えている為に、正気度減少に伴う他の『一時的な狂気』や『不定の狂気』の症状が発露することも無い。 この狂気の発露により、セッション開始前の時点で、【〈現在正気度〉を［不定の狂気に突入する値（初期正気度から1/5減少した値）］まで減少】させておくこと。 ココフォリアを用いたオンラインセッションの場合、現在の値から1/5減少すると赤文字で表示される為、『魔眼の天使の異質さ』を演出するのに極めて適しているだろう。 ─────────────────────────────────────────────────────

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