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「あははっ、今水払うのはズルいよココア！俺びっしょびしょじゃんか〜もー……って、あぁー！！！俺の靴が片方無……待てマロンー！！！！」 とある工場で雑用係として働く傍ら、獣医を目指している青年。勉強をあまり得意としていない代わりに、非常に手先が器用。だがしかし常にどこか抜けていて、1日1回はケガをしている。 恋人である毬花とは高校の時に出会った。 元々恋愛には疎い雅臣であったが、文化祭の準備をする毬花の手先の器用さに惚れ込んでしまい、やや強引気味ではあるものの雅臣側から声を掛けたのがきっかけ。 高校の頃から不意に見せる毬花の笑顔が大好きで、''作り笑顔''と''心からの笑顔''はすぐに見分けることが出来る。 仕事や研修帰りにそのままフラッとドライブに行くのが趣味。たまに毬花を乗せることもある。いつかもっとしっかりした車を買って、助手席に毬花を乗せるのが夢。 休日はゲームをしたり、毬花が保育園で使う道具を作ったりしている。手先の器用さを活かして色んなものを作ることが出来るが、ただ一つ絵本だけは「ばけもの」「こわい」「おに」などと子供達にめちゃくちゃ不評である。…らしい。 「あ、毬ちゃんも来る？可愛いチワワの赤ちゃんが見れるよ〜！」 「ホンット毬ちゃん手先器用だよね〜。よーし、俺も負けてらんn痛ーーーーッ」 「俺といる時はさ、無理して笑わなくていーからね」 ──── 「毬ちゃん、笑って笑って！ ……うん、その笑顔。俺が世界一愛した笑顔だ！」

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