タグ： しおこ

名前：二賀戸根　遠子(にがとね　とおこ) 誕生日：6月24日 血液型O型 異父姉妹に八車千加子(http://charasheet.vampire-blood.net/808614)がいる 2010放浪者ベース 【境遇】 母である二賀戸根栖(にがとねすみか)の再婚相手の子。 顔も可愛く第六感が鋭いためうまく立ち回ってきた人間だが、 その実中身は空っぽの人間である。 そのことに気づいたのは自分が中学1年生の時。 自分には母親と血が片側だけつながった姉がいると聞かされたとき。 好奇心に駆られ姉にこっそり会いにいくと、 不幸な境遇の中でも信頼し得る仲間と共に生活し、笑顔でいる彼女を見て 『なんて美しいのか』と思う。 その時たまたまショーウインドウに映った自分の顔が、 温室育ちの人形のような人間じみていない美しさで愕然とし 『私が求めていたのはきっと姉みたいな人生だ』と、 富も安全も家族も捨てて家出をした。 満足に学校に通ってもいなかったので学もなく、 年齢を詐称しながら児ポモデルや、パーツモデルをしながら生活をしているが 決まった住居がなく、勝手に人の家に侵入しては消耗品などを拝借したり寝たりして生活している 住人が侵入者に気づいたなと思うと即座に住処を変えるほどには第六感が働く。 男の人は自分を助けてくれるいい人だと思いながら、 自分の生き様に一筋の傷跡を残したいという欲望があり、 わざと男の人を煽るような行動をとる時が多々ある。 しかし、瞳の奥にある『人間らしくなさ』が恐れを抱かせるのか今まで一度も問題になったことはない。 本人はなぜだろうと思っている。 ■イメージソング 自嘲の歌(牢獄P) ★参加セッション★ ひと夜くらし Aエンド スワンプマンは誰だ？　生還 以下ネタバレ 【ひと夜くらしの場合】 その日もいつもと同じだった。 外観は古びていたけどリフォームの住んでいる家で、空家も残っているアパートの角部屋 簡単に針金で侵入を許す頭の悪いドアノブを回して今日一日だけの住処を得ようとしたところで 謎の怪異と一人のお人好しに捕まってしまった。 あたしはいつか本当に幽霊になりたいと思っていたのに、実際にそれを目の当たりにすると ひどく怖いと思った。 濡れ羽色の烏みたいに深い黒の瞳にいっぱいに涙を溜めた彼女が『一緒に来て』という ああ、そんなこと一度だって言われたことなかったなと思ったところで、 あのお人好しがあたしの指に触れて泣きそうな顔をしていたのを思い出した。 『あなたの名前は』と問われて、あたしが自分を取り戻せたように あの子にもまた、あたしの言葉が届けばいいと強く思ったけれど、 結局あたしもみっともなく誰かにすがりついてしまったのだから、当然あの子になんの影響も与えられなかった あの時。一緒に行ってあげたら良かったのかな？ 二人で見た朝焼けはひどく綺麗だったけど、あたしはもうここには戻ってこないだろう。 そうやって自分からまた一人ぼっちになりながら 今日もおねえちゃんになれなかったと一人ごちる。 怖がったくせに。あたしのいくじなし。 【スワンプマンは誰だ？の場合】 あたしは馬鹿だ。せっかくあたしが望んだ結末を手に入れたはずなのに、どうして 自分の手のひらを見つめてみても、傷一つない美しく細い指はあたしを主張していて 暗がりにようやく反射したガラス越しのあたしの眼はあいも変わらず虚を宿しているのに どうして、後悔をしてるんだろう どうして、悲しいと思うんだろう どうして、涙が出るんだろう。 遠くの方で誰かの足音がして不意に物陰に隠れた。 あれから、誰かとふたりきりになることに異常な恐怖を覚えていた。 あたしは他人なんかどうでもいいって。 もっとかわいそうになりたいって。 そう思ってたのに。思ってたのに 滑り落ちて地面にシミを作っていく雨粒を眺めながら、一つ瞬きをしたあとに涙の跡が血で洗い流されていてハッとした。 あたしを見下ろしている人がいる。 全く知らない人が、あたしを心配して肩を抱いている。 あたしは「下手くそな個体」だ。 ああ、そうか、このひとは、あたしのせいで。 駆け出していく中、心配そうに呼び止める声が必死であたしの特徴を叫んでいた。 もう二度と、あのふたりと あのひとたちと 会えないんだわ 「私はあなたとは違うの」 彼女の声が響く。あたしのうめき声が喉に響く ただ今は、誰かに、抱きしめてもらいたいと思った。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ