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【概要】 警視庁刑事部捜査第一課所属の刑事。 ダウナー系、でかい猫。 基本的に舐めた態度をとる。 一方で、仕事に対してはまめ、かつ、丁寧に取り組む。 日々の日報は絶対に出すし、時間があればコピー機の紙を変えたりデスク周りの掃除をするタイプ。 多分根が真面目。 【持ち物】 サイズの合っていない男物のトレンチコートを羽織っている。 本人の体格にはやや大きく、袖を折って着ていることも多い。 喫煙者ではないが、常に煙草の箱を一つ持ち歩いており、中には一本だけ煙草が入っている。 ◆以下、「プルガトリウムの夜」ネタバレ ↓ ↓ ↓ 【経歴】 過去に、直属の上司（兼・相棒）が殉職している。 本人は真面目で快活、素直すぎるところが難点だったが、将来有望な刑事としてそれなりに評価されていた。 【上司との関係】 上司のことを心から尊敬し、彼が語る“正道”こそが正義だと信じていた。 器用で何でもそつなくこなせる性格だったため、上司に出会うまでは人生に大きな目的を見いだせずにいた。 だが上司の姿勢と信念に触れ、「正義を守ることこそ自分の生きる意味」と考えるようになる。 正義とは、上司—— “その人”のことを指すとさえ思っていた。 【転機】 長年上司が追っていた凶悪犯との対峙で、上司は応援を待たず単独で現場に向かい、殉職。 犯人に手錠をかけたのは自分だったが、そのとき犯人は心底満足そうに笑い、抵抗すらしなかった。 その瞬間、自分の中で何かが壊れた。 （ちなみに、犯人は獄中で自殺している） あの人が語る正道というものが正義だと思っていた。でも、正義は悪を選んで死んでしまった。 だから正義とはなにか、もはや分からない。 尊厳していた（恋情に近い感情も抱き始めてた）上司に置いていかれた事実にに加えて、周囲からは「上司の仇を討った英雄」として祭り上げられた。 その乖離に耐えられず、一時期は精神を病んで休職していた。 【現在】 復職してはいるものの、以前のような情熱はない。 「できるから仕事をしている」だけの状態。 転職する気力もなく、唯一の目標は「早く金を貯めてハワイで余生を過ごすこと」。 【所持品について】 トレンチコート→上司の形見 煙草→上司の形見その２。線香代わりに火をつけて上司のことを思い出していたら、いつの間にか最後の一本になっていた。 【秘匿について】 『いつの頃からか精神疾患に悩まされており、そのせいか自殺衝動に駆られることがある』 鬱病と統合失調症を併発している。 赤ん坊の泣き声や猫の鳴き声など、実際には存在しない音が聞こえることがある。 また、白い壁を見つめていると、黒い点が虫のように動いて見える幻視症状も見られる。 自分の五感が正常ではないことは自覚しており、現実と幻覚の区別はついている。 そのため日常生活は送れているが、常に強い疲労感と倦怠感を抱えていて、それが希死念慮につながっていた。 幻覚の中にさえ、殉職した上司は現れなかった。 そのことを、いまも憎たらしく思っている。 【「プルガトリウムの夜」本編にて】 HO1（班長）との対話で、自分が信仰し憎み憧れていた『正義』とは、存外くだらないものだと諦めがついた。 最終的に、「自分のため」「正義のため」ではなく、「HO1のため」に死んでもいいと思うようになるなど心境にかなりの変化があったが、その変化を自覚しないまま命を落とす。 最後の瞬間は、かつての上司の形見の煙草を吸い、さらに、口をつけたそれをHO1に吸ってもらった。 「その味を忘れないで」とHO1に呪いを残している。 ——と、 劇的な別れを果たしたはずだが、シナリオで色々あり、今も生きている。 ただし、本編中の記憶は覚えていない。 HO1のことは「初対面なのにやたらと自分を気にかけてくる上司」と思っており、「もしや自分の顔がど好みなのか...？」と見当違いな疑いを向けている。

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