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《蠢く悪夢の門の創造》 白痴の夢孕む落とし子、サクサクルースの召喚を成す呪文である。 この呪文を掛けるには1d20正気度のコストが掛かり、基本成功率を5%として投入したMP1ポイントにつき成功率が+10される。 縛り上げた犠牲者一人に対して丸一日を掛けてその一人に魔力を注ぎながら呪文の文句を唱え続けることが、この呪文を施すのに最も適した方法である。魔力を注ぎながら呪文を聞かされるその過程で普通の人間は狂い、何を始めるか分からないためだ。 呪文を施された者は、手の甲に判を押されたような文様状の痣が浮かぶ。また、儀式の中心となり代表として呪文を唱えた者にも同じ文様状の痣が浮かぶ。 白痴の夢孕む落とし子の召喚を成すには、あとは犠牲者が死亡するだけでよい。死亡した犠牲者の肉体は即座に門として機能し、空間を裂いてサクサクルースを権現させるだろう。 擬似的に神の依代にするとも言えるかもしれない。 犠牲者に掛けられたこの呪文を解除したいのならばこの呪文の序文を逆さに唱えればよい。あるいは術者の意図に沿わず強引に解きたいのであればその答えは単純明快で、儀式の中心となった者、即ち文様の浮かんだもう一人が死亡すればよい。ただし、既に門が開いてしまった後で死亡した場合は無意味である。 呪文の序文を逆さに唱えて解除した場合の正気度喪失はなし、MP消費は3固定。

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