タグ： metapo ロボ卓

FHの施設から逃亡してきたUGNイリーガル。現在は学生として生活しつつ一緒に研究所を脱走してきた青瀬 月詠と共にアイドルとして活動している。 　物心ついたころにはFHの実験施設に拾われ、オーヴァードの資質を持つ子供として過酷な人体実験の被験者として扱われてきた。自身は超人になりたいだなどとは微塵も思わず実験もただただ苦痛なだけだったが、自分と一緒に連れられてきて仲が良かった青瀬 月詠が先にオーヴァードとして覚醒。無意識のうちに心の支えにしていた月詠が覚醒してしまった事によって彼女から置いていかれてしまうという不安と、覚醒できなければ施設から捨てられて月詠ともう会えなくなってしまうという恐怖から月詠と同じオーヴァードとしての力を渇望し始め、それ以降は実験にも積極的に臨むようになり辛く苦しい訓練に耐え続けた結果、月詠の覚醒から1か月後に自身もオーヴァードとして覚醒。更に遺産の適合者としても選ばれた。 　覚醒して以降も実験施設での過酷な日々は続きとうとうエージェントとして月詠と任務に当たる直前まで行ったところで、施設の研究者の一人であり切亜達に優しくしてくれていた「マム」と呼ばれる年配の女性によって逃げるようにと手引きされる。脱出の際マムとは離れ離れになってしまうものの、同じ実験施設で試験運用中だった複座式のロボット「モーント・ゾンネ」をその場で強奪し、人体実験の主任だったウェル博士をその一撃でお星様にするとそのまま逃亡。その後は当てもなく逃走し続けるもロボなどという目立つものに乗っていたおかげですぐにUGNに発見・捕獲され、その後事情を説明し戦力として高く評価した霧谷雄吾日本支部長の辣腕によってかろうじて保護観察処分となり、UGNのイリーガルとして登録されることとなる。 　その後はUGNの支援を受けながら学校にも通う事が出来るようになり比較的平和な日々を過ごしていたが、ある日偶然商店街でやっていたのど自慢コンテストを見て、実験施設にいた頃から歌が好きだったのもあり月詠を誘って参加した結果見事優勝、更になぜかたまたま来ていたとある事務所のプロデューサーに素質を見出されアイドルとしてスカウトされてしまう。最初は戸惑ったものの研究所で別れてしまったマムの事を思い出し、「アイドルとして有名になればマムもきっと自分たちが無事に逃げ切れたことに気付いてくれるはず」という短絡的な発想からアイドルになることを決意、月詠を（半ば強引に）引っ張って事務所に所属、アイドルとしてデビューすることとなる。今はまだ無名に近い新人アイドルだが、いつかビックになるつもり！………なお年頃。 　オーヴァードとしては攻撃的な遺産の適合者にも関わらず単体での戦闘力は極めて低いというアンバランスな能力をしているが、ノイマンの能力を生かしたサポート能力により「モーント・ゾンネ」のサブパイロットを務める。また、月詠と一緒にいられるだけの優秀なオーヴァードであろうとした頃に片っ端から他の被験者たち及び研究者たちの能力をウロボロスとしての能力でコピーしていった結果小規模な時間操作を始めとした様々な能力を使いこなすが、その分能力使用時には加速度的にレネゲイドの侵蝕に襲われることとなる。 　性格は悲惨な経歴に見合わず（表面上は）明るく、語尾に「デス」と付ける少々個性的な口調で話す。特に月詠の前では務めて元気よく振る舞っているものの、内面では実は実験施設時代からの友人だった月詠に依存しており、無意識のうちに自分が親友だと思っている月詠から自分と同じだけの好意を向けられることを求めている反面、彼女を失う事及び彼女の傍にいられなくなることと、彼女から嫌われることをとても恐れている。

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