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リオーネ・サン・マルバス 写真家。 図体がデカい。 金髪に赤い目、デカい体とデカい筋肉を持つデカい男。 動物の写真から静物の写真、建物や人物、果ては人ならざるものまで、あらゆるものをレンズに収めるフリーの写真家。 出版社や個人からの依頼を受けて撮りに行くこともあれば、自分から突っ込んでいくこともある。 超が何個もつくほどのお人好しで、困っている人がいれば手を差し伸ばさずにはいられない。 そのせいで面倒ごとに巻き込まれてもいつも笑って許してしまうほどに器が広い。 以下パーソナル情報。 リオーネ・サン・マルバス 母のための写真家。 世界大戦で活躍した軍人。 母を笑顔にするための写真を撮っている。 有名な軍人の家系の生まれ。 父が重要なポストに就いていた。 幼い頃からさまざまな戦闘技術を教え込まれるも、優秀な兄と比べられ、リオーネはあまり父から目をかけられていなかった。 そんなリオーネを励まし、美味しいご飯を作ってくれる母は、リオーネにとって大切な家族だった。 父、兄、リオーネの3人は世界大戦にて戦場に赴くが、とある戦いにて兄が戦死してしまう。 兄を溺愛していた父は発狂。 戦後家に帰ると、残った母とリオーネに暴力を振るうようになった。 さらに、日々のDVに疲弊した母も精神崩壊し、うわごとばかり言うようになってしまった。 現在のリオーネは、癇癪を起こす父を宥めながら寝たきりになってしまった母を看病する生活を送っている。 そんなリオーネの趣味が写真だった。 稽古の合間に撮った写真を母に見せ、母の笑顔を見るのがリオーネの幼い頃からの小さい喜びだった。 そのため、精神崩壊した母が少しでも元気になればと、数年前にフリーの写真家になった。 リオーネがさまざまな依頼に首を突っ込んでいくのは全て母のためである。 今回出版社を訪れたのも、なにか不思議な写真を撮って母が笑顔になってくれれば、という思いからで、何がなんでも事件を解決したいと言う思いがあるわけではない。

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