タグ： 月夜に蠢くルーガルー

「なによ。なんか文句でもあんの？あたしに逆らおうなんて百年早いのよ、雑魚！」 　O型。19歳……だが、表向きは21歳で通している。非常に高圧的な性格ではあるが頭はそれほどよろしくなく、また教養も高くはないため口論などには弱い。腕力はあるので不利になったらすぐ暴力に訴えるタイプの脳筋。本名は咲坂笑満(さきさか えま)。 スタンス:楽しいことしかしたくない。快楽主義に刹那主義を混ぜて高尚な思想を軒並みこそげ取ったらこうなる。薬物は興味本位で過去数え切れないくらい試しているが、中毒になる前にヤバそうなのから順次切るようにしている。何度か失敗してODしかけた。だから売りもんにまで手ぇ出しちまったんだよバカ！！！！！ 組織:行くあてのない小娘を拾ってくれた恩は一応感じているし、仕事に対しては真面目にやらないと飯が食えないのでちゃんと取り組む。まぁ商品くすねてる訳だが。バレたら殺されるんだろうなと思ってすごい怯えてる。 相方:口の減らない食えない男。口喧嘩で勝てないしあしらわれるから腹が立つ。優位に立たれるのは嫌いだけどちゃんと信頼はしてる。小難しい話なんてあたしにはさっぱりだわ。そういうのはあんたの担当でしょ。分かったらさっさと仕事しなさいよ。邪魔するやつがいたらあたしが蹴散らしてあげる。 経歴:ごく普通の家出少女。 　長らく片親だった母がようやっと再婚相手をみつけ、新たな夫との間に息子を産み落とした14歳の夏、あぁ、わたしは要らなくなったのだと理解した。 　街をうろつく。学校に行くふりをして、私服を詰め込んだ鞄だけ持って家を出た。すぐ足がつく目立った制服なんてすぐに脱いで捨ててしまった。お金が無いと生きていけない。でも幸い、己は──己には、価値があった。 　わたしの体には、価値があった。 　悪いことを何度も重ねるうちに、悪い仕事を紹介されるようになる。学のない人間もそこそこできるような短期の運び屋とか取り立てとか、与えられる仕事を言われるがままにこなした。生まれつき力が強かったので、喧嘩にも相応に勝てた。誘われるようにして誘われた組織でもそのようにした。出来るようなことなんてそれくらいしかなかった。 　そうしたら、今になった。

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