タグ： ほにょり

「夜空に輝くあの星々が！わが心の故郷だ！！！」 アメリカ・マサチューセッツ州アーカムの片隅にある「ブラックウィル孤児院」、そこに雨の日に引き取られたのが当時７歳の「レイニー・デイ」、彼だった。 なぜ「レイニー・デイ」なのか、それは単純に彼は名前を持っていなかった。 私生児として生まれおよそ教育らしい教育を受けてこなかったことに加え、親から愛情を注がれずに育った彼はほとんど言葉を口にせず、そして笑顔のない子供だった。 名前を持たない子供には引き取った日の天気に因む、それがこの孤児院の習わしだった。 同世代の子供に囲まれ、同時に教会を営んでいた孤児院の神父やシスターの愛情に恵まれ彼は言葉を覚え、笑顔を覚え、人としての肉付けを果たしていく。 あの日あの夢を見るまでは。 彼が15歳の時だった。 夢を見た、雨の日だった、激しい雷雨の日だった。 ベットに横たわる彼のそばにガス灯の何倍もの明るさの物体が舞い降りて彼に言った。 「私が怪物に見えるか？　わが魂の息子よ。　お前は人々に伝えなければならない、我々の存在を。　黙示録の日は近い、遠く離れた魂の息子よ、愛しき我が子よ。　これはお前にしかできないことだ。」 その日から彼はありとあらゆる書物を読み漁り、未だ見ぬ宇宙へ、空へ、星々へと興味と偏執を募らせていく。 「我が魂の父よ、母よ、我が友よ！　私が伝えよう！貴方達のその素晴らしき存在を！黙示録のその日まで！！！！」 十余年の時を経て、魂の父と名乗ったその物体の姿をそのまま名前に当て、彼は新興宗教の教祖となった。 異教弾圧に屈しないため、彼は銃を持ち歩くようになった。 前よりも活き活きと笑うようになった彼は今、皆に怪訝な表情で見つめられ続けている。 「ようこそ！　我が『空飛ぶスパゲティモンスター教』へ！！」 「我は言葉なり。ゆえに導くもの。光であると」 目撃した神話生物 シアエガの混血児(ナガアエのようなもの) 夢でハスターを目撃

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ