タグ： 海も枯れるまで

島の名称「蒼海（わだつみ）島」 15歳の少年。 島生まれ島育ちなので走るように泳ぐことができるが、アウトドア派という訳では無い。 騒がしいところよりは静かなところが好きで、木に登って読書とか昼寝とかに憧れているが木登りとかは腕力がいるので向いていないとも思っている。 歳にしては背が高い方だが、鍛えてはいないので縦にしか伸びていない。 二次成長真っ盛りなので、少しだけ声が掠れ気味だが見た目はまだ中性的。 肌にできているそばかすは日焼けが原因ではなく生まれつき。 黒髪を鬱陶しい感じに伸ばしているのは、皆と違う青い目をそれとなく隠したいと思っているのが4割、両親に切られると変な髪型になるためが6割。 自分で前の方に持ってきて切れる長さまでしか切らない。 割と手先が器用なので砂浜で集めた貝殻やシーグラスを使ってハンドメイドの小物やアクセサリーを作ることが趣味になった。あげる人はいないので自室に飾ったり両親にプレゼントしている。 絵本は内容よりも繊細なタッチで描かれた挿絵がお気に入りで最近は絵にも興味があり、絵を描き始めている。 島医者である父を尊敬しており自分も手先の器用さを活かして将来医者になりたいと思っているが、どうやってなれば良いのかは知らない。 とりあえず手当とかする勉強はしないとダメだろうと思っており、島にある医学に関係ありそうな本は片っ端から読み込んでいるが、難しすぎて完璧には理解はできないし医者のなり方は書いていないので、そろそろ父親に聞こうと思っている。 また父の仕事を邪魔しない程度に観察したり手伝ったり、或いは父に直接教えを乞うなどして島で起こりうる様々な怪我等の応急処置や簡単なお悩み相談などができるようになっている。 あくまで父には「この薬はこういう時に使え」程度の事しか教えて貰っていないので、成分だけを見て薬を扱うなどは出来ない。 島の外には憧れがあり、しかし憧れしかない。 海の向こうについての知識は本からしか得られないが、物語だったり時代も国もめちゃくちゃな小説や図鑑、難しいので読めない学術書が少しばかりあるだけなので、想像の中の海の向こうの国はぼんやりしている。 いつか「世界」に沢山あるだろう沢山の絵を見てみたいと思っているし、自分も世界の絵を描きたいと思っている。

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