タグ： ジャンヌの猟犬HO4

【恩恵】《目星》に成功することで急所を見抜き、与えるダメージを固定で+2 トリガー　　： 罪の無い人に危害を加えるとき トリガー期間： 1ヶ月 or セッション 発狂内容　　： 幻覚 発症期間　　： 80時間 * トリガー　　： オデットへ攻撃が向いた時 トリガー期間： 3ヶ月 or セッション 発狂内容　　： 一時的偏執症（オデットちゃんへの執着） 発症期間　　： 70時間 この世界は公平ではない。神なんていないのかもしれない。 神がすべてを見ているというのなら、なぜ善人が殺され悪人がのさばっているんだ。 この国は間違っている。俺の手は汚れているが、自分の手を汚さずに汚いことをしている奴らよりましだろう 自分の手を汚さないこの国の上に立つものも、高潔なフリばかりする騎士も、嫌いだ。地獄に落ちろ。 どんな代償を払ってでも、俺は俺の目的を達成する。 罪深い、汚らわしいと忌避される職業だが、やるべきことはやる。誰かがやらねばならないことだ。 それならば、最大限罪人が苦しまないよう、死ぬ時までみじめに死なないように、美しく断罪してやる。 処刑人は職人のようなもの。正確に、的確に、急所を見抜きその首を落とそう。 長く続かなかった、拾われてからの幸せな時間。何物にも代えがたい、夢みたいな、宝物。 俺はあの時生まれ変わったんだ。 奪ったやつらを、許しはしない。 オデット、今どこで何をしているのだろう。 会いたい。謝りたい。守りたい。 あの善き人たちが問われた罪とはいったい何だったのか。何の間違いだったのか。 それを知りたくて一心不乱に勉強した。わからずじまいだ。必ず、俺の恩人の無実を証明して見せる。 死してなお辱めを受け続けるようなことはさせたくない。 初仕事、うまく首を落とせなかった。涙がにじみ、手が震え、心に迷いがあった。 刃を振り落とすべき箇所を逸らした。あの人は、苦しんだ。味わわなくていい苦痛と辱めを受けた。俺のせいだ。 より、正確に、痛みなく。もはや、快楽と呼べよう迄に。人に死をもたらす技術を高めよう。 罪人も善人も、富むものも貧しきものも、遺体となればみな同じ。 死を前にする人々に、最大限の敬意と安寧を。 目的が果たされるまで、眼前の暗闇は明けない。 あれは、啼いているのはナイチンゲール。 探せど探せど、真実を照らす、夜闇を払う光はまだ差さないのだろうか。 ============== 【処刑執行人（≒医師+法律家）】 刀剣戦闘（ソード、ダガーのみ）、回避、応急手当、毒物、薬学、心理学、法律、言いくるめ、目星、＜クトゥルフ神話＞：2ｄ6％（呪文数：3） 【シナリオ事前情報/処刑人】 フランス語とラテン語の読み書き、法学、医学、剣術 【取得技能理由】 回避：たとえ誰かを害してでも目的を達成するという意思で鍛えた戦闘技能 剣術：職業由来。罪人が苦しまないように正確に首をはねる 目星：急所を見抜く、綺麗に首をはねられるように。オデットを探す為に。 図書館：生きるため、恩人の無罪を晴らすため、一心に知識を身に着けた 法律：恩人の無実を証明するため、職業由来 医学：職業由来。人体構造を知り尽くし、拷問を行う 言いくるめ：無罪を証明するときのために身に着けた技能。法学を学んだため理論武装と詭弁がうまくなった。また、職業の尋問のため。 心理学：心理学と目星を使い悪人を見抜く。弁論術に活かす。また、職業の尋問のため。 ＝＝＝＝＝ 【由来】 Mathis： “don de dieu”（神の贈り物） ヘブライ語の“Mattatyahu”より。Mathieuから派生。“mattai”と” yâh”。 “mattai”は “don”、” yâh”は、Iahvé、”dieu”。 死は神より賜りしもの。 Rossignol：小夜鳴鳥。 夜はまだ明けない Oscar：ゲルマン語の“Osgar”。 ”gar”は”lance divine”「神の槍」。 死を断罪を、神に代わって行使しよう Girard：古ゲルマン語「槍」。勇敢な、堅い、厳しい ＝＝＝ ■HO4：命を狩り取る者 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 処刑人であるあなたには、忘れられない約束がある。 あなたは孤児であった。 10年ほど前、路頭に迷い苦しんでいるとき、一人の少女オデットと出会い、救われた。 オデットとその家族に介抱され一命を取り留めると、 「行くところがなければここにいるといい」というオデットの助言でそのまま家族の一員として迎え入れられた。 しかし、そんな幸せな時間は長くは続かなかった。 ある日、家に教会の騎士が押し入り謂れのない罪を告げ次々に家の者を殺害していった。 オデットと二人、なんとか森へと逃げきって暫く暮していたが、やがてその場所も見つかってしまう。 そしてあなたを逃がすため、止める間もなくオデットは自ら捕えられる。 ほどなくしてあなたも捕まったが、彼女の行方は分からないままだった。 軟禁後に生きるか死ぬかの選択を強いられ、生きる道を選んだあなたは『処刑人』の役割を言い渡される。 最初の死刑執行の対象は―――恩人の家主。オデットの父親だった。 拒むあなたを諭し「娘を助けてほしい、頼む」と小さく告げ、彼は命を落とした。 あなたが、彼を殺した。 こうして無実の罪により処刑は執行された。 罪のない人間は裁かれ、自分は称賛される。 間違っているのはこの国と民衆なのではないだろうか？ 『オデットを探し出し救出する』 『恩人の無実を証明する』 それがあなたの目的だ。 処刑人として罪人の命を奪ってきた自分に、何かできることはあるのだろうか。 叶うなら、この血で汚れた手でも誰かを救うことができますように。

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