タグ： 砂漠卓

「私に夢はないけど……それを守ることは、きっとできる。だから」 　一人称「あたし」二人称は「あんた」。 　授業をよくサボる不良女子高生。基本的に突き放すような態度で接することが多いが、これは他人と関わりを持つことへの恐れのため。自分が傷つくことより、自分と関わることで傷を負ってしまうことを嫌っている。そのくせ割と惚れっぽいところがある。 　出生から自分へ置く価値というものが希薄で、何かを行動に移した場合によく無茶をし過ぎるきらいがある。とくに、誰かのためとなれば途端にその性質は浮き彫りになる危うい子。 　能力は赤いラインの刻まれた灰の狼を原型とする人狼に変じること。能力名は特になく、朱い獣人とだけ呼んでいる。 　強靭な肉体と、それを稼働させるための膨大な血液を体内に循環させ、爆発的な身体能力を獲得する。武器や特殊な力など必要なし。真に優れた種は武器や戦術といった、性能の劣悪さを補う手段を必要としない。脚力は容易く人の反応速度を超え、貫手は人の被造物を易々と粉砕する。 　体の赤いラインはエネルギー供給のために肥大化した血管が体表面に浮き出たもの。人を超えた力の行使には、人を超えたエネルギーを必要とする。力の行使には、そのエネルギー生産機能である心臓の強化が必須であり、必然的に能力行使には心臓を中心として変異することとなる。このためか部分的な変化を行えず、バランスをとるために上半身丸ごと、下半身丸ごと変異するしかない。 　絶えず膨大な燃料を消耗するためか、本能的に他者の血を求める。血液の摂取は何ら肉体的に影響を及ぼさないが、返り血を浴びることで興奮状態となり身体能力が活性化、自然治癒力を高め回復する。この性質から一度変異すれば極めて獰猛な性が浮き出ることとなる。 出自： 　元々は妾の子。両親からは愛情を受けて育つも、家庭外のいじめや両親に対する風評で両親を傷つけたことからなるべく距離をとるようになる。その関係で高校に入って以降は一人暮らしを始め、アルバイトでアパート代を稼ぎながら生活している。基本的に疎遠で関係は悪くないが、両親は娘に対して負い目を感じ、娘は娘では迷惑をかけてきたという負い目を強く感じているため一向に距離は縮まらない。 経験:被害者(一般社会) 　八年前に起きたという、FHの仕向けたとされるバスジャック事件に搭乗していた一人。 　実はこの時に一度だけ疑似的に『覚醒』しており、完全に獣化してジャームと激闘を繰り広げ、これを撃退した。 　変異したところを見たものは誰もおらず、また当人も記憶していないため、彼女が変異したということを誰も知らない。 　しかしこの時の経験、あまりに暴力的な感覚は潜在的に幼い彼女の奥深くに刻まれ、それが『己が近づき過ぎれば他者を傷つける』という恐れを抱くようになった。 ロイス ・谷修成 　彼女が素直に話せる相手そのいち。何かと暴力沙汰になりやすいためか、よくしょっぴかれる。ただ相手には大抵こちらに非はないことを理解してくれているようで、親身になって話を聞いてくれる。 　実の父に父性を求められなかった彼女が、その代わりとして無自覚に依存している存在である。 ・綾瀬真花 　彼女が素直に話せる相手そのに。数少ない親友の一人で、敬愛する人物。 　彼女を傷つける相手には容赦がなく、中には同級生の女子をあざだらけになるまで殴り倒したこともある。 キャラ付けモチーフは555のたっくん

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