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UGNから出向している、ヒーローというよりは監査官の青年。 「UGNから」というより、内閣府レネゲイド関連対策室(R対策室)の霧谷雄吾の下からUGNに出向、という形。 常に人好きするような笑みを貼り付けている。が、言動は不遜そのもの。人を煽るような物言いをすることが多く、ヒーローは元より市民からも煙たがられている。なぜならば、過去、ヴィランとして活動していたことがあるからだ。Mr.コバルトともその時からの顔見知り。 ヴィランとして活動していた時のコードネームは「夕闇に解ける者"アンチルート"」。 主にやっていた悪行は、詐欺・改竄・誘拐。特に誘拐は、オーヴァードの覚醒したばかりの幼い子供が多かった。 その為、人々の記憶の中に「悪辣なヴィラン」としてのイメージが付いてしまっている。 そんな彼がヴィランからヒーローへ転向したのは、『パラディン』によるところが大きい。 ヴィランとヒーローして何度も対峙し、結果、『パラディン』に負けて連行された後、"条件"を提示しR対策室の霧谷雄吾の子飼いの監査官として新たに活動している、といった経緯がある。 結果としては、それは良い方向へと働いている。ヒーローの質の向上も徐々に上がっている為、上は渋々彼をそのまま監査官として置いている。 オーヴァードとしての能力はあまり高くない。せいぜい他者の認識を歪め、その場しのぎや時間稼ぎができる程度。だが、それをおいても余りある交渉技術や情報収集能力、必要な物の手配などの後方支援が得意。なので、急ごしらえで組まれたチームのサイドキックとして行動することがほとんど。 本人もヒーローとして戦うのは本意ではない、と言いたげに表舞台に出てくることは少ない。 このような人生を歩むことになったのには、自身の出自が関係しているが、本人の口が開くことはない。「宵凪夕人」の名も、本名ではないらしい。

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