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花園ゆめ(はなぞのゆめ)
ID:5263232
MD:de2564cc230bd4c670fdc3b948260d28
花園ゆめ(はなぞのゆめ)
タグ:
たからっく
[U]
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生まれ・能力値
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その他増加分
一時的増減
現在値
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APP
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初期
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デア
幸運
知識
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SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
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技能
職業P
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(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
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初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
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<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
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通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
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<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
【概要】 ▼基本情報 名前:花園 ゆめ(はなぞの-ゆめ) 好き:夜の時間、冬條椿 嫌い:昼の時間、自分 願い:他人と目を合わせられる自分になりたい 誕生日:10月10日(誕生花はライラック) 「どーも、天国の方からお迎えに来ました!」 天使を自称するフリーランスの暗殺者。 天使が宗教的にどのようなものかは知らないが、なぜか強い執着を持っている。 天使の羽根をイメージしているのか、背中に何かがついた私服を着ることを好んでいる。 足音もなく現れ、現場に痕跡を残さないのは翼があるかららしい(本人談)。 代々暗殺者を輩出する花園家に生まれ、人を殺す際にも人の尊厳を守るように教えられてきた。 もともと花園ゆめは、ターゲットの人間としての意志をなるべく尊重するため、殺す間際に遺言を聞くことにしていた。 冬條椿と共に仕事をするようになってから2年の間は、冬條椿のこだわりに則って代わりに遺書を書かせていた(通過済みシナリオ:ドロップアウトディスパイア)。 この時期、ターゲットに書かせた遺書は冬條椿の手によって届けるべき人のもとへと届けられていた。 EDUが高いが、暗殺者として英才教育を受けたためであり、まともな学校は出ていない。 そのような事情もあって世間一般の常識に対して無知であることが多く、たびたび冬條椿から教えられている。 中学校までの初等教育に関しては、花園ゆめが「先生」と呼ぶ人物から教えられているので、読み書きや計算に問題はない。 本人はとくに文章を書くことに対して苦手意識がある。 花園ゆめは、自身のことを「人間」ではなく「殺人の道具」であると認識している。 他人と目を合わせられないが、これはひとえに人間としての自分に自信がないためである。 冬條椿のことを大切に思っているが、それゆえ特に冬條椿を見つめ返すことがどうしてもできない。 自分が胸を張って冬條椿と目を合わせられる人間になったら、友人または恋人として大切にしてくれないだろうかと一方的に期待している。 ▼思想について 花園ゆめは、人を殺すことは罪であるが悪事ではないと考えている。 花園ゆめにとっては、牛肉を食べるために牛を殺すことと、自身が生きるために人を殺すことに違いはない。 もちろん、花園ゆめにとってもこれらは手放しに肯定できる行為ではない。 しかしながら、利己心ではなく社会を維持するために行われるのならば仕方のないことであると認識している。 上記の思想のため、花園ゆめは死刑制度に関しても肯定的である。 いずれ自分が人殺しとして裁かれ、死刑となるならば、もちろん嫌ではあるが、社会的には当然のことであると思っている。 なぜなら、人を殺すことは花園ゆめにとって悪事でないとはいえ、それを大々的に許せば社会の維持が困難になることも認識しているためである。 とはいえ、自分も尊重されるべきひとりの人間であるから、なるべく捕まりたくはないと思っている。 花園ゆめは、生きることに理由や目的はいらないと思っている。 この世界に生まれ落ちたからには、それがどんな罪人であっても生きる権利があるのだ。 また、他人も自身も、人間らしく尊重されて生きなければならないと思っている。 一方、幼少期から殺人の道具として育てられたため、自分自身は人間らしく生きられていないと感じている。 花園ゆめは、全ての他人の生を肯定しており、共存するべき大切な存在であると考えている。 また、花園ゆめは基本的に性善説を唱えている。 人の性が善でないならば、人を殺し続ける自身を善として見る根拠はなく、尊重されるべき理由がなくなるためである。 花園ゆめ自身は、自分が唱える性善説の利己性は自認している。 花園ゆめは、冬條椿のことを誰よりも大切で愛しい人だと思っている。 自分を人間として愛してくれる世界でたったひとりの人間なのかもしれないと、身勝手にも期待している。 しかしながら、冬條椿とは成り行きで運命共同体となってしまっただけであるとも思っているので、自分の思いを伝えたら否定されてしまうのではないかと強く恐れている。 冬條椿の存在は、性善説のほかに自分の生を肯定する理由となりうる最後の希望であるから。 花園ゆめは、ついに冬條椿に自身の心の内を打ち明けた(通過済みシナリオ:エンドロールを攫って)。 自分を求めて死の果てまで来てくれた冬條椿なら、きっと理解してくれると、人生で初めて他人を信頼することができたからだ。 ▼暗殺の手口について 対象を連れ去って監禁し、遺言を聞いたのちに殺害する。 対象の連れ去りには、薬学の知識を駆使した催眠ガスや睡眠薬などを用いることが多い。 犯行場所の手配はもともと花園家の関連組織が行っていたが、今は協力者である冬條椿が行っている。 冬條椿と仕事を始めてからは、遺言を聞く代わりに遺書を書かせていた時期があった(通過済みシナリオ:ドロップアウトディスパイア)。 人間の尊厳を踏みにじってはならないと教えられているため、殺害の際には麻酔薬を用いて痛みも恐怖もなく殺す。 これは花園ゆめの善性などではなく、花園家で教えられた方法を実践しているだけである。 花園ゆめはそのように教育されたため、ほかのやり方を知らないのだ。 死体の処理は専門の業者に任せているため管轄外である。 ▼花園家について 暗殺者を多く輩出する闇の世界の名家。 花園ゆめが大仕事である冬條椿の殺害を拒んで逃亡するという失態により、一家は立場を失い離散。 親世代は「行方不明」となり、幼い子供たちは児童養護施設へと預けられることになった。 とはいえ、今でも花園ゆめを支援する親戚は存在しており、花園ゆめは彼らのことをたびたび頼っている。 一家が離散する前には、楽々(らら)という幼い妹がいた。 ※過去に他のシナリオで使った探索者。 ▼二刀流について キーパーには以下の仕様でナイフの二刀流を許可して頂きたいです。 1.二刀流の使用を宣言する。 2.攻撃前に<二刀流>技能を振る。 3.成功した場合<ナイフ>の攻撃判定とダメージ判定を2回行い、失敗した場合1回も<ナイフ>の判定を行うことができない。 【過去:天使に翼が生えるまで】 花園ゆめが8歳の頃。 ゆめは花園家の子としては珍しく、殺人に抵抗のある子供だった。 具体的には、殺すことそのものを恐れているというよりも、自身が殺人のための道具となり果てることを恐れていた。 このため、親戚間では落ちこぼれと呼ばれ、たびたびゆめへの陰口が囁かれていた。 ある日、ゆめの妹として、4人目の子供が生まれようとしていた。 しかし、花園家の掟では殺人者として育てられるのは3人までと決まっていた。 そのため、4人目の子供は生まれて程なく殺されることになっているのだという。 幼いゆめは、このことを知らされてひどく戸惑った。 そうして生まれた子の名前は楽々(らら)。 ゆめの兄である長子の桃源(ゆうと)は、楽々を殺すことを命じられた。 桃源は花園家でも指折りの暗殺者で、感情らしい感情も持たない本物の殺戮機械であった。 花園家の者たちは、殺人者として将来有望な桃源であれば家族を殺すことも容易であろうと考えていた。 桃源は、花園家の皆が見守る中で仕事を始めた。 ナイフを取り出し、楽々を殺すために刃を立てようと振りかぶった。 その時、いまだ人を殺すための道具となる自分を受け入れられずにいたゆめの身体は、無意識に動いた。 ナイフを握り、背中から桃源の心臓を貫いたのだ。 その場の誰もが驚いた。 人を殺せずにいた落ちこぼれのゆめが兄に刃を向けたことに、そして怒り狂った兄の反撃をものともせず楽々を守り抜いたことに。 桃源の死によって4兄弟は3兄弟になり、楽々が殺される理由はなくなった。 こうして、ゆめは幼い妹を守り抜いたのだ。 ゆめのこの行いに対して、花園家は罰を与えることを決めた。 本来であれば稼ぎ頭となるはずであった桃源を殺してしまったので、当然ともいえる措置であった。 ゆめは一度花園家を追われ、2年のあいだ親戚の男のもとに預けられることになった。 兄を殺した自分への嫌悪感を拭えずにいたゆめは、花園家を一度離れられることを悪くは思わなかった。 ゆめを引き取った親戚は、30歳ほどの長身の男で、優しそうな表情をしていた。 彼は花園家との契約を遵守するため、ゆめには自身の名を教えられないのだと言った。 ただ、これから読み書きなどの知識を教えてくれるというので、ゆめはこの男を先生と呼ぶことにした。 こうして、ゆめと先生の生活が始まった。 先生は、ゆめに対して娘のように接してくれた。 それまで花園家でろくに愛情を注がれたことのなかったゆめは戸惑ったが、やがてこれが幸せと呼ばれるものなのではないかと理解した。 このまま先生のもとに居れば、自身は人を殺すための道具にならずともよいのではないかと希望を抱いた。 先生は、ゆめを陽の当たるいろいろな場所へと連れて行ってくれた。 ある時は、先生と一緒に水族館に行った。 水槽の中の魚たちを見て、自分と同じように逃れられない世界に囚われているのだとゆめは独りごちた。 すると先生は、「水槽の中の魚と違って、きみは世界の広さを信じているのだろう。人間には、どこにだって自由に歩んでゆく権利がある。誰だって幸せになっていいんだ」とゆめに告げた。 ゆめは、生まれて初めて自身の目が輝くのを感じた。 ある時は、先生と一緒に夏祭りに行った。 初めて見る景色にわくわくしながら、ふたりで出店の並ぶ道を歩いた。 先生に、わたあめを買ってもらった。 甘くて、ふわふわで、ゆめは食べることに初めて感動を覚えた。 ある時は、先生と一緒に遊園地に行った。 遊び疲れた後に、ふたりで七色に輝く夜のパレードを見た。 ゆめにとって、その日はそれまでの人生のどんな瞬間よりも楽しかった。 先生に手を引かれて、ある時は先生の手を引いて、遊園地の中を歩いた時間は、かけがえのない思い出になった。 ある時は、先生と一緒にテレビを見て、特撮のヒーローに夢中になった。 人を殺すためではなく、守るために生きることが肯定されてもいいのだとゆめは知った。 もしも自分の人生にヒーローと呼べる存在がいるのならば、それは先生のことだとゆめは思った。 先生は、ゆめを日の当たらない闇から掬い上げてくれたヒーローだった。 ある時は、先生と一緒に美術館に行った。 先生は、天使が描かれた宗教画の前で立ち止まり、綺麗な絵だねと言った。 ゆめには絵のすばらしさはあまりよく分からなかった。 けれど、先生が綺麗だというのなら、自分も天使のようになりたいと思った。 きっとそれは、初恋だった。 けれど、ゆめは成長した今でも先生に抱いていた感情の正体が理解できていない。 それから、あっという間に2年の歳月が流れた。 ゆめのもとに花園家からの迎えが来る日が、明日に迫っていた。 縁側に腰かけた先生は、ゆめに隣に座るよう促した。 そして、滔々と話を始めた。 「ゆめ、きみはこれから私を殺さなければならないんだ」 先生はゆめにそう告げた。 ゆめにはまるで現状が理解できなかった。 けれど、先生はゆめのことを構わずに話を続けた。 先生と花園家との契約は、ゆめを一人前の殺人者に育て上げるためのものだったこと。 先生に愛着を持たせ、そして殺させることで、ゆめの成長を促すのが目的だったこと。 先生は花園家に対する背信を行った裏切り者で、花園家から殺される運命であること。 先生はそのことを知っていて、しかし心の底から愛情をもってゆめに接していたこと。 先生は、ゆめにナイフを差し出した。 「ゆめ、これを握って私を殺すんだ。 これを拒めば、わたしたち2人は花園家に殺される。 私は、きみを自分の娘のように愛していた。 だからこそ、きみには生きてほしい」 先生は涙を流した。 「ごめんな、ゆめ。 きみが大きくなるまで見守ってやれなくて。 きみが生きてゆく未来を支えてやれなくて。 きみに。……私のことを殺させてしまって」 ゆめは狼狽した。 ナイフを握った手は震えていた。 先生が、その手を上から握った。 暖かい手だった。 「ゆめ、短い間だったけど、私は本当に幸せだったよ。 ありがとう、私の愛した天使。 私の、たったひとりの愛娘。 いつかまた、きみをひとりの人間として愛してくれる人に出会えますように」 先生は、ゆめの手を握ったまま、力を込めて自身の首を切り裂いた。 老いた木の色合いであった縁側を、赤黒い液体が塗り潰した。 スローモーションのような永遠とも思える時間の中、少しずつ、切断面から血が噴き出す勢いが失われていった。 いまだ握られた先生の手から、力と体温が見る間に失われていった。 あらゆる思い出が、血よりも鮮やかな後悔となってゆめの頭を支配した。 これまで先生と共に過ごしてきた時間が、走馬灯のように脳内を駆け巡った。 目の前にあるのは、もう取り返しのつかなくなってしまった現実。 返り血が、ゆめの心と身体を鮮烈に染め上げた。 ゆめは、人間を殺すことなんて好きじゃないとずっと自分に言い聞かせてきた。 自分は、ほかの兄弟や親たちとは違うんだ、と。 人間として生きたいと、心の底から願っているんだ、と。 けれど、真実は残酷だった。 気持ちいい。 気持ちいい。 気持ちいい。 気持ちいい。 気持ちいい。 気持ちいい。 気持ちいい。 気持ちいい。 先生を殺した瞬間にゆめが感じたのは、途方もない快感であった。 それは、壊れそうな心を守るための防衛反応であり、本心ではなかったのだろう。 けれど、ゆめにとって心地よさを感じたことは紛れもない真実であった。 ゆめは自分にひどく落胆し、軽蔑した。 人を殺すと、気持ちいいんだ。 私もまた、花園家の人間として例外ではなかったんだ。 私は、どこまでいっても、どうしようもなく人を殺すための道具なんだ。 私は、私の大切な人を、そして誰かの大切な人を殺すために生まれてきたんだ。 ゆめは、心を閉ざした。 また自分を愛してくれるかもしれない人に出会う、その日まで。 こうして、天使は翼を与えられた。 ゆめが手にした翼は、あの日先生の隣で見た絵画とは違う、ただ人を傷つけるためのふた振りの刃であった。 【過去:胡蝶と天使が羽ばたくまで】 花園ゆめが18歳の頃。 大型客船に乗っている「冬條椿」という情報屋を消す依頼が花園ゆめのもとへと舞い込んだ。 失敗すれば多くの命が失われる可能性があり、花園家に直接依頼が来るほどの大仕事であった。 花園ゆめはこの依頼を快諾し、普段通りに仕事に取り掛かった。 花園ゆめは、客船内で催された小規模なパーティ会場で催眠ガスを用い、冬條椿を連れ去ることに成功した。 花園ゆめは、冬條椿を殺す前に遺言を聞こうとした。 すると冬條椿は、遺書を綴らせてくれと花園ゆめに持ち掛けた。 花園ゆめはこれを承諾し、彼女に遺書を書かせた。 書き終わった遺書に目を通したとき、花園ゆめは人生が変わるほどの衝撃を受けた。 この冬條椿という人間には、人の心を見透かす力があり、他人を理解する卓越した才能があるのだと感じた。 もしかすると、冬條椿であれば、自分のことも理解してくれるのだろうか。 殺すための道具として育てられた自分も、人間として見つめてくれるのだろうか。 気づけば、花園ゆめは涙を流していた。 そして、冬條椿を連れて、その場から逃げ出すことを決意した。 この時の花園ゆめの失態と逃亡により花園家は離散。 追われる身となった冬條椿を守るため親戚筋を頼りながら、花園ゆめは暗殺者としての仕事を続けることになった。 【過去:通過済みシナリオ】 ▼ドロップアウトディスパイア(冬條椿と出会って2年後、20歳秋) 現在SAN+5、クトゥルフ神話技能+2%。 冬條椿とともに生還。 遺書屋としての仕事を見つめ直す。 暗殺は続けているものの、主な稼業を便利屋に切り替えて、手広い業務を始めることとなった。 シナリオ中では遺書を持ち歩いていたが、終ぞ冬條椿にも内容を見せることはなかった。 冬條椿のことをもっと好きになってしまった花園ゆめは、冬條椿に自分の思いを受け入れてもらえない可能性を強く恐れたのである。 この遺書に綴られているのは、すべて冬條椿に対しての言葉だ。 自分の死後に頼るべき組織(花園家の親戚)を示し、冬條椿に自分の財産すべてを贈与する旨が書かれている。 以下は遺言の一部であり、冬條椿への手紙として付記した部分。 椿ちゃんへ どうも、天国の方から失礼します。花園ゆめです。 仕事がら地獄に落ちろとはよく言われてきましたが、真面目に生きてきたので、まあ天国に行っていることでしょう。 椿ちゃん、いつもあなたと話すとき、目を逸らしていてごめんなさい。 私は人を殺す道具として生まれてきたので、人間として扱われるのは不慣れでした。 そのため、あなたの眼差しを見つめ返すことができなかったのです。 そんな私に人としての生き方を示してくれたのは、他ならぬあなたです。 もしひとつだけわがままを言っていいのなら、どうか私のことを忘れないでいてください。 私が道具でなく人として生きた時間を、あなたにだけは忘れないでいてほしいから。 お元気で。 あなたのために生きた人間 花園ゆめ より ▼エンドロールを攫って(↑の数か月後、21歳冬) 現在SAN-5。 冬條椿とともに生還。 ふたりでともに歩んでいこうと決意する。 以下はシナリオ中で冬條椿に宛てた手紙。 あなたがこの手紙を読む頃には、私はもうあなたのそばにはいないのでしょう。 もしかすると、もうこの世にいないかもしれませんね。 仕事がら地獄に落ちろとはよく言われてきましたが、真面目に生きてきたのでたぶん天国には行けるんじゃないかと思っています。 天使ですし。 椿ちゃん、まずはあなたにひとつ謝らないといけません。 いつもあなたと話すとき、目を逸らしていてごめんなさい。 私は人を殺す道具として生まれてきたので、人間として扱われるのは不慣れでした。 だから、あなたの眼差しを見つめ返すことができなかったのです。 あなたは、あの日見せてくれた遺書の中に、人の気持ちがわからないと書いていましたね。 私は、そんなことないと思います。 初めて会った日、あなたが綴った遺書に書かれていた言葉は、それまでに見てきたどんな文章よりも他人への理解にあふれていました。 あなたが自分のことをどう思っていても、私だけはあなたが誰よりも人間らしく生きているということを証明できます。 そんな、愛しい人間のあなたと一緒に居られて、私は本当に幸せでした。 私は、自分のことがきらいです。 人を殺すための道具として生まれてきた自分のことがきらいです。 そんな、自分すら愛せない私のことを、あなたが大切に思ってくれていることをいつも感じていました。 はじめて、友達ができたような気分でした。 けれど、私はあなたの思いに応えることはできません。 私は人間じゃなくて、人を殺すための道具だから。 本当は、心が張り裂けそうなくらいあなたと一緒にいたいけど、私はいつか必ずあなたを傷つけてしまいます。 あなたを好きになってしまったら、きっと最後に私はあなたを殺してしまいます。 私にとって一番大きな愛は、殺すことだから。 椿ちゃん。 あなたは、生まれ変わりというものを信じますか。 私は、あってほしいとおもっています。 だって、もしも生まれ変わることができたなら、その時こそ私は人間になれるかもしれないから。 そして、あなたに胸を張って、あなたの目を見て話せる私になれるかもしれないから。 私のことを忘れないでいてください。 私は、いつかまたあなたに会いに行きますから。 何もかもが変わって、今の記憶も姿も失っているかもしれないけれど、必ずあなたに会いに行きますから。 その時は、もう一度私のことを好きになってくれますか? 以下はシナリオ中で冬條椿からもらった手紙。 誰もが死の直前に、何かを残そうとする。遺書。 それも、「手紙」と言い換えてもいいかもしれない。 どんなときでも、手紙は人に何かを伝えるために綴られる。 そしてそれは、その人自身を映し出す鏡のようなものだと、私は信じている。 その人がその瞬間に何を考え、誰に何を伝えたかったのか。 どんな人で、どんな人生を歩んできたのか。 手紙は、そんなことを読み手に想像させるものだろう。 だから、私もここにひと言だけ綴ってみようと思う。 (記憶や記録を遺す方法は、手紙だけに限らないのかもしれない、とも思うけれど。) 私は今、これまでよりも幸せです。 この先に、何が待っているのかな。 そんなことを考えて、今ここにいる。 ▼もし、明日が来るなら(↑の数か月後、21歳晩夏) 現在SAN+2、クトゥルフ神話技能+1%。 冬條椿とともに生還。 遊園地に行く約束と、互いが死んでもその後生き続ける約束をする。 ナイフ-15%、制作(小説)+15%。 ▼紫苑と寂寥(↑の数か月後、22歳冬~翌々年春) 現在SAN+0。 冬條椿とともに生還。 1歳の時まで身体と記憶が巻き戻る後遺症を得る。 以下はシナリオ中で冬條椿に宛てた手紙。 きっと、椿ちゃんは私を助けるためにいろいろな情報を集めてくれていることと思います。 椿ちゃんのことだから、病気は治せなくても、きっと私を助ける方法をもう知っているのでしょう。 それが、どんな代償を伴うことなのか私にはわかりませんが、あなたにお願いしたいことがあります。 どうか、私を救うために自分自身を犠牲にしないでくださいね。 あなたとの数年を過ごしたあと、この病気になって、ようやく気が付いたことがあります。 あなたが私を覚えてくれている。 それだけで、私は幸せになれるのだと。 私がこの世界に生きていたことを、あなたにだけは全部全部覚えておいてほしいのです。 たとえ、どんなにつらい時間があったとしても、私と過ごした思い出を、決してなくさずに持っておいてほしいのです。 あなたに忘れられてしまうことが、私にとっては死ぬことよりもずっと怖いから。 椿ちゃん、あなたは未来へと進んでください。 あなたの歩む未来に私がいないならば、私との思い出を決して忘れないでいてください。 それだけで、私は世界一幸せな人間になれます。 あなたは、どんなときも決してひとりではありません。 いつだって、私は雲の隙間からあなたを見ています。 だって、私はあなたの天使ですから。 追伸 お気に入りのプリクラを同梱してみました。 ふたりの後ろに、蝶々の羽と天使の翼を落書きしたやつです。 私にとっての宝物です……なんて言うのも恥ずかしいけど。 私のことを、ずっと忘れないでね。 大好きだよ。
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歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました
(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
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