タグ： 妖ノ MAYDAY-FROM-♇ANETA

▶-- 通過シナリオ --◀ 　▸MAYDAY-FROM-♇ANETA ▶-- メモ --◀ 家はこの時代には珍しくもない核家族。ただし家族間は年月の流れと共に曖昧になり、中学にはいる頃にはすっかり冷めきっていた。母は事なかれ主義、父は会社に揉まれ家ではイライラしっぱなし、兄は高校を辞め自室に篭もりっきり。息苦しくて仕方がない。 家を飛び出すために、手に職をつけ今に至る。 臭いものに蓋をしただけでは、何も解決しないことは分かっている。ただ、修復しようと思える程 、家族への情は残っていなかった。 元々星が好きだったこともあり、フライトサージャン(FS)を目指し修学。ついでに国外なら家族との接点も減るだろうと、留学でツテを得たアメリカへ卒業と共に飛んだ。 若くして頭角を現し、難なく採用試験も突破し無事に航空宇宙局に就職した。 後、初めて専属として仕事を共にしたのがテオ。テオに気に入られ、以来何度も彼の専属FSとして働く。 テオは、他人から一線を引いて生きてきた湯温海の人生において初めてできた友であり、輝かしい光であり、かけがえのない存在である。 本人としては、のんびりきっちり仕事をこなして宇宙に関わっていければそれで良かった。ただし、湯温海の実力はこんなところでくすぶっているには勿体ない！と感じているテオに焚き付けられるので、常に様々なスキルを磨きつつ、自身も実際に宇宙飛行士たちのような訓練を体感しつつ、完璧なサポートを行えるように研鑽を重ねているアグレッシブ医師。 実際、湯温海は飛行士になれるほどの能力を持っていた。ただ、自分がそんな表舞台に立つことを望んでいるのかと言えば、正直よく分からないままだった。「メイ、お前の才能は素晴らしい！それなのに、どうして頑なに舞台裏から出ようとしないんだ？」そう問いかけるテオに、「自分は陰ながらに人を支える。そういうのが性に合ってるんだよ」と、本心は曖昧なまま湯温海は語る。 そんな彼の転機は、テオが冥王星への搭乗員に推薦された時だった。 我が事のように胸を弾ませ、万全の状態でテオを一大プロジェクトに参加させようと柄にもなく熱くなっていた。そんな時でも、湯温海はテオの些細な不調を見逃さない。いや、見逃せない。すぐさまテオへ問う湯温海。 テオは、今回のプロジェクトに推薦される少し前から自分の体の異変を感じていたようだった。時折、上手く利き腕に力が入らなくなるような気がしていた。そしてそれが最近、目に見えて悪化しているようだと。 彼は言う。 自分の代わりに、湯温海を推薦したいと。 今回の探索は、資金も技術も莫大なものを投入されている前代未聞のプロジェクト。ましてや、搭乗員はたった一人。万全の人物を搭乗させる必要がある。 人望も実績もあるテオが推薦する、局一のFS。研究の一環とはいえ適正訓練も積んでおり、多才で優秀な局員。 幸い、計画の実行までには長い時間がある。 あの男に頼まれた宇宙飛行。 やれるかではなく、やるしかなくなった。 今まで何処か遠ざけてきた表舞台へ、自らの意思で足を進める。 かくして湯温海は搭乗員の席を手にし、テオの代わりに探査機へ搭乗することになった。 今生の別れの末、親友の願いを叶える為に。 ＊＊＊＊＊ 【大切な存在】(メデプラNPC) メテオラ・ポールスター(28) 一人称：俺 湯温海の一番の親友。妻と娘・息子がいる。 愛称はテオ。湯温海のことはメイと呼んでおり、家族のような存在だと思っているし言っている。 明朗快活で、基本誰にでも好かれる人柄。 宇宙が好きで、生涯宇宙に関わる仕事を続けたいと思っている。 ＊＊＊＊＊ ▶-- 以下シナリオ報酬メモの為、閲覧注意 --◀ 【該当シナリオ】 ●MAYDAY-FROM-♇ANETA ｰｰメデプラｰｰ ・「生還者」 ── 宇宙の深淵に辿り着き、しかし貴方は生き残った。 　貴方は英雄視され、社会的地位を得る事だろう。信用＋15％を生還報酬として獲得。 ・【HO1】は地球に帰還した時、地球と冥王星の時間のずれにより、書類上の年齢はシナリオ開始時から＋100歳となる。 　ただし肉体的な年齢はシナリオ開始時と変わらない。

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