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さえき れん クリアシナリオ 【好きです、〇〇さん(KPC)】 洋服のデザインをしつつアパレルショップで働く女装男子。所謂男の娘。 夢は自分の店を立ち上げること。 女装している理由は本人曰く自分は女顔だからこっちの方が似合うしそれに女の子の服の方が可愛いでしょ？とのこと。真偽は不明。 以下〇〇さんネタバレ 小さい頃から可愛いものが好きだった。 性自認が違ったわけじゃない。 ただただ可愛いものに囲まれるのが好きだったのだ。 そんな彼に両親はいい目をしなかった。 何度か精神病院にも連れてかれた。 それでも彼は自分の好きなものを貫いた。 そんななか、彼は1人の少女と出会う。 その少女は10歳という短いと人生だったが今まで見た誰よりも美しく感じた。 その少女は綺麗な洋服を着ていた。顔に合うとても綺麗な服。でもその少女は楽しそうじゃなかった。 子供ながらに感じた、「彼女は好きであの服を着ているわけじゃない」と。 彼は彼女に恋に落ちていた。 そしていつしか彼には夢ができていた。 彼女が笑顔になるような服を作りたい。 でも彼女に話しかけることなんて出来なかった。 やっとの思いで話しかけたのは卒業式の日だった。彼女は答えてくれた。それだけで十分だった。 その後彼が高校にあがる頃両親に反発。唯一夢を応援してくれた祖父の家に転がり込むことに。 風の噂で聞いた。彼女が男性から酷い扱いを受けたことを。 自分の性が嫌になる。男がという性が嫌になる。何故男がいるんだ。何故男に産まれてきてしまったんだ。 でも彼女にいつか自分の服を着てもらいたい。その夢は壊れることはなかった。 それから本格的に女性の服を着るようになった。 いつしか応援してくれていた祖父も病気で死んでしまった。 それが原因かスランプに陥ってしまった。眠れなくなってしまい精神科に通うことに。そんな時ふとアパートの一室の中が見えた。そこに居たのは彼女だった。 何年も経ち、顔立ちも随分大人びていたがずっと愛していた人だった。

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