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「この真実を知っているのは、俺だけだ」 かつては"山田 服部"を名乗っていた黒蜥蜴のエージェント。 災厄転換の為に託された冥王星の薬を使って心を過去に飛ばし、冬の東京で凍死寸前であった少年・天野 青牙と精神交換を行う。 そうして死の試練に打ち勝ち生還した探索者は、今後も探索者として生きていくだろう。 しかしながら肉体が天野である以上、ティンダロスの大君主・ミゼーアの血を引く呪われた運命から逃れることは出来ない。 正気度が全て失われると、外見が狼や狼人間に変異するようになり、時には無意識に時空操作をしてしまうだろう。 尚且つ力をコントロールするのも困難になっていく。それによってやがては時空の管理人たちに観測されてしまう。 一度でも正気度ゼロとなった月から〈幸運〉を毎月、究極の円である満月の夜に一度だけ振る。 失敗したらその首を、時空の管理人たちのカギ爪というギロチンにかけられて即死する。 この定めから逃れるには、天野の肉体を何らかの方法で捨てるしかないだろう。

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