タグ： 大神村の怪異

葉がくれの星に風湧く槐かな/久女 この句は、槐の高木の枝葉の間から星がふっと見えている。それを「葉がくれの星」と言うところから、あたかもそこに風が吹くような情景が浮かぶ。 槐(えんじゅ)の花言葉　『幸福』　槐は別名ニガキと呼ばれることもある。 8/13 誕生花→サギソウ　「清純」「繊細」「夢でもあなたを想う」 イメソン：veil/須田景凪 「あなたの言う希望だとか 夢に見た理想ならば どんなに冷たくたって愛してみせるよ」 　　　　　嘘月/ヨルシカ 「僕はさよならが欲しいんだ　ただ微睡むような」 ---------------------------------- 槐 銀灯嗄(にがき かねひさ) 36歳 男 刑事　8/13 黒紫の髪に深紅の瞳を持つ。左手の薬指に指輪をはめている。それと別にもうひとつ、ネックレスにして首からかけている。 物腰穏やかで意外と物静か。かといって喋らないわけでもなく、相手によって柔軟に対応するバーテンダータイプ。 父親も母親も至って平凡で優しい人だった。道で困っている人がいれば声をかけに行くし、少しでも力になれればいいんだけど、といいながらお釣りを募金箱に入れる、そんな優しくて善い人たちだった。そんな両親のもとで育った銀灯嗄も他人を思いやれる優しい子だった。しかし後述する星乃が引っ越した後、中学生の時に両親が通り魔に刺されて殺されてしまう。どうしてお父さんとお母さんがという気持ちとそれでもほぼ半狂乱の末に犯行に及んだ犯人を憎めない気持ちが相まって、犯人も被害者も出さないようにしたい、もう悲しむ人を生みたくないという結論に至り刑事を目指すようになる。 小さい頃からよく遊んでいた女の子がいた。女の子の名前は「星乃」。優しくて笑顔を絶やさない可愛い女の子。しかし小学校を卒業するころに星乃は引っ越してしまい、長らく疎遠になってしまう。そして大学生の時に星乃と再会。地元から遠く離れた場所で、本当に偶然としか言いようのない出会い方をしたことに、二人とも(槐は柄にもなく)運命というものを感じてしまい、少し雰囲気に流される形ではあったが付き合い始める。だが相性が良かったのか、本当に運命だったのか、そのまま破綻することなく25の時に結婚。その後も支えあいつつ、28の時に子供「愛果(まなか)」が生まれたりと順風満帆な夫婦生活を送っていた。 しかし槐が32の時、突然星乃が失踪してしまう。ママ友に誘われて少しはずれにある温泉施設にプチ旅行しに行ったまま連絡が取れなくなってしまったのだ。少し迷っていた星乃に「たまには家から離れてゆっくりする時間も必要だろう」と言って見送ったことをひどく後悔しながら、槐は刑事としての立場を活用して一人で捜索を始める。許可なしの単独行動はお咎めものだが、今の槐にはそんなことどうでも良かった。 そして星乃が連絡が途絶えてから二週間、捜索を始めて一週間、槐は遂に見つけた。それは酷く腐敗しており、放置された部屋には腐臭が満ちていた。衣服は剥がされており、全裸となった体には蠅と蛆が集っていた。腕は縄で拘束されたまま首に絞頚の後があったりと、その遺体の状態から、強姦された末に絞殺されたと判断され殺人事件として捜査が始まる。だが槐はその捜査に参加させてもらえなかった。いや正しくは「参加できる状態になかった」。捜査どころか机仕事すらできそうにない精神状態だったため、上司から「お前はしばらく来なくていい(訳：ちゃんと休め)」と言われしばらく育児と兼ねながら療養していた。そして仕事場に復帰できるまで回復した槐は、星乃を殺した犯人を知る。それは星乃を旅行に誘ったママ友たちだった。正確には星乃を殺す計画を立てた人たちで、殺したのは別の人間だったがまとめて逮捕されたらしい。そのママ友たちは殺した理由について「アイツはどこまで行っても偽善者だった。アイツの幸せそうな顔をして笑う能天気な笑顔が鼻についた。最初はちょっとの嫌がらせだったのに、どんなことをされてもあの笑顔を崩さなかったのが余計イライラした」と供述した。 あまりにも理不尽で我儘で、そんな子供の癇癪のような理由のために星乃は苦しみながら殺されたのか？ふざけるな。ふざけるなふざけるなふざけるなお前に殺されるために星乃は生きてたんじゃないお前みたいな頭の悪い自分のことを悪いと一ミリも思っていないやつがいつも本当に善い人を殺すんだお前みたいなクズが 星乃が死んでから銀灯嗄は変わった。以前とは違い犯罪者への慈悲はなく、手あたり次第に逮捕へ駆けずり回るようになった。おかげで検挙率は右肩上がりになり待遇も上がり事件を色々任されるようになった。星乃に似ている愛果を見るたびに湧き上がる心の虚しさは埋まらないままではあるけれど。でも今はこの衝動に身を任せることでしか傷を癒せない。そうして今回与えられたオカルト団体への潜入捜査任務に身を投じる。 【通過シナリオ】 ・大神村の怪異 ・21'S GUN ・トロンプルイユの残影論 ・傀逅 ・蒼穹 ↓以下シナリオネタバレ含む ＨＯ1『潜入捜査』 貴方は警察官です。 以前、大神村で行われたホラーツアーの参加者が行方不明になったという情報を仕入れた貴方は、参加者として今回のツアーに潜入捜査しています。 【能力】 拳銃の携帯：他のPCには内緒で拳銃を持っていていい。 【独自情報】 今回の大神村ホラーツアーは2回目。 このツアーは正式な旅行会社の企画ではなく、とあるオカルト団体が主催したイベント。 バス運転手やツアーガイドも派遣会社から呼ばれただけで主催者について詳しくは知らない。 前回のツアーも参加者10名で開催されており、少なくとも3人の行方不明者がいる。 届出がなかったものやツアーとの因果関係が不明なものを含めればもっと多い可能性がある。 ----------------------------------- 【後遺症】 ・消えない傷痕　(21'S GUNで取得) 　肩口から腹に向かって大きく醜い傷が残る。 　不思議とその傷は癒えることがなく、その傷は時たま酷く痛むことだろう。 　永久的にHP-1。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ