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HO2 Observer HO 公開条件：死体を目撃すること あなたはこの世界がループし続けているのを知っている。 そしてあなたは、ある自殺サークルの一員だったことを知っている。 この夕暮れは作り物のように、人が死ぬたびに何度も何度も何度も何度も繰り返す。 今は何巡目なのだろうか。 もうあなたは数えるのもやめた。 自分は生きているのだろうか。 それとも死んでいるのだろうか。 死んでも生き返る自分は人間なのか。 兎角あなたは、夏の日を繰り返している。 【背景】 一人称は「僕」基本無口であまり喋りたがらない。会話を求められるとめんどくさそうにするが、一応返答はする。 高校三年生、現在不登校。社会と自分の思考の不一致に悩まされ、自ら距離を置くように引き籠った。そのせいで強めの日差しが少し苦手。 趣味や特技と言えるものも何もなく、ただ最低限の生命維持活動をして生きている。その為、自室もあまり物がなく、ひどく殺風景に思えるだろう。 弟が1人。自分と比べて優秀な弟に対しても特に何の感情も抱いていない。跡継ぎに彼がいるからいいかくらい。弟からしてみれば今まで普通に生活していた兄が突然吹っ切れたかのように今の状態になってしまったので、内心戸惑っている。らしい。両親は幸次から目を逸らしている。 【サークル加入理由】 少年には何も無かった。明るい未来も、希望も、頼れる大人も、親しい友人も何もかも。 古いノートPCだけが、薄暗い部屋の真ん中でその存在を主張するように光を放っている。その目の前に鎮座して、少年は細く息を吐いた。 自分には何も無い。 だからこそ、少年は惹かれてしまったのだろう。生きるのも死ぬのもどうでもいい少年と違い、必死に生きてその結果死へと活路を見いだした人達に。自らの命を投げ打つ覚悟を決めた人達のその姿に。 触れたらわかるかもしれない。生とは、死とは、自分にとってどんな意味を持つのか。 だから少年は自殺サークルに入った。死んだように生きていた日々に終止符をうつために。 【残夏通過後】 不定の狂気(9[9]) → 幻覚、幻聴→探索者は日常的に幻覚や幻聴に悩まされることになる。＜不定期間中の技能補正→セッション開始時にSANc1/1d3。SANc失敗時の減少値+1。【6か月】

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