タグ： ロトカ・ヴォルテラの愛堕討ち HO1

​───────​───────​─────── □公開CS ▽台詞 「黒八鬼組若頭、灼文字威だ。この名前聞いたら、後は分かるよな？」 「オイ若衆共！ ちゃんと飯食ってっか！？ 腹ァ空いてる奴いたら俺に言え！」 ▽設定 黒八鬼組若頭を務める男性。 大柄かつ筋肉質な容姿をしている。 性格は粗野で乱暴。肩がぶつかっただけでも「あﾞ？」と睨んでくる、いかにもヤクザといった雰囲気の人物。 思考回路は良くも悪くも単純で、頭の回転はあまり早くない。上からの命令には従順だが、敵の罠にかかることもある。現在の地位は泥臭い努力によって得たもの。 そんな彼の最大の長所は面倒見が良いことである。 貧しい家庭の長男として生まれた彼は、幼い頃から弟や妹の世話をして育った。そのため、目下の者への接し方が上手く、部下から信頼される素質を持っている。 また、その経験から家事能力も高く、特に料理の腕前は一級品。定期的に開かれる「全部若頭が作りました食事会」は、部下たちの交流の場となるだけでなく、金銭的に苦しい下っ端ヤクザたちを支えている。 総じて、組の仲間からは厚く慕われている。 ▼秘匿設定 貧しい家庭で育った彼にとって、娯楽は贅沢品だった。本にもテレビにもゲームにもあまり親しまず育った。 だからこそ、初めて落語を聞いた時には強い衝撃を受けた。寄席の舞台の上、扇子を持って座っていた人物は、他でもないHO落語家だった。 しかし、感想を伝えようと声をかけた際に、その感動はあっさり打ち砕かれた。想像していた人物と違う。それどころか、話しているだけで苛立ってくる。数分と経たないうちに喧嘩になってしまった。 こいつが俺のものであれば可愛がってやれるのに。 そう思ったのが、歪んだ独占欲のはじまりだった。 別に、恋愛感情がある訳ではなかった。ただ目下の存在として、兄弟や部下と同じように、愛嬌のある振る舞いをしてくれれば……そう思っていただけだった。 けれど、どうしてだろう。路地裏のあの光景を見てから、HO落語家のことが頭から離れない。あの時、唇を合わせていた相手が自分だったとしたら――そんな想像すらしてしまう。 まったく訳のわからない話だ。 とりあえず、深く考えるのは性に合っていない。組長からの依頼もあることだし、まずは相手を見つけだしてから考えよう。彼は一旦、思考を放棄することにした。 ​───────​───────​─────── □備考 ▽カラーコード #BB5520 ▽職業ベース 暴力団組員から改変 ▽特徴表 2-01：手先が器用 任意の＜製作＞1つの基本成功率が50%となる(PLは分野を決めること)。さらに＜機械修理＞および＜電気修理＞に+10%。 3-08：信頼のおける人 探索者は自分の家族や友人などの仲間を粗末にしたりせず、可能な限り助けようとする人間だ。その評判が今後も続く限り、任意のコミュニケーション系技能3つにそれぞれ+10%。 ​───────​───────​─────── ■秘匿HO 【HO1 極道者】 「貴方に巣食うは、独占欲。愛情なんて生ぬるいものはいい。お前を自分のものにしたい、と」 貴方は、HO2を気に入っている。いや、気に入らないが、気に入っている。 誰よりも自分のものにしたいと思い立った理由は自由にしてもらって構わないが、理由が何であれ少なくとも独占欲を抱いているだろう。恋愛感情を含むかどうかも自由にして良い。 貴方は面倒ごとに巻き込まれる度に、自分を見て噛み付いてくるHO2の様が面白くて仕方がない。だが、一方その頃で言葉や態度で言い負かしてきては余裕綽々な態度を見るとたまらなくぐちゃぐちゃにしたくなるかもしれない。 貴方はある日、HO2が異性と歩いているのを見つけた。別になんてことないのにそれとなく後をつけた。路地裏に入るところを追えば、二人はキスをしていた。釘付けとなったその時、不意にHO2と目があった。あろうことかHO2は目を細めて貴方を見つめていた。確かに奴は貴方を見たのだ。 瞳に居抜かれた時に感じた腹の奥で煮えくり返る感情は一体何なのだろう。 そんなことがあり、あの光景を忘れられずにいる。 さて、恐らくこれも何かの縁だろう。貴方の所属する組の組長から 「うちのシマで例の薬を使う輩が増えている。これ以上シマを荒らされるのを黙って見てる訳にもいかねえって上が言ってな、白狗と共同で調べることになった」 「売人らしき奴を見つけたって白狗の宇鷺が写真を寄越してくれた」 そう言って組長が見せた写真に写っていたのは、あの日HO2とキスをしていた奴だった。 貴方の目的は、組長の命令を全うして薬の売人を探ることだ。 そしてHO2に対して、自由に目標を設定すること。 《探索者作成ルール》 貴方は体術に長けている。 STR、CON、DEXを2d6+6で決定し、そのうちひとつを18にする（MAX18） その代わり、INTが2d6+3固定となる。 近接攻撃(こぶしやキック等)技能のどれかひとつに+25%も補正をつけること 《NPC紹介》 黒八鬼 柳平/くろやぎ りゅうへい (55) 関東最大のヤクザ組織、星侠会(せいきょうかい)の三次団体である黒八鬼組の組長。 朗らかな性格で、任侠道を重んじた方針を中心に活動をしているアットホームな組である。 貴方は組のナンバー2でもある若頭であり、組長にとても頼りにされている。 宇鷺 翔汰/うさぎ しょうた(32) 別の組、白狗組に所属をしている極道。女たらしで軽薄な態度かつ人を煽る姿がよく見られる。探索者に対してかなり友好的で、情報提供をしてくれている。手が早く、夜の相手を取っかえ引っ変えしている。それなりに体術にも長けており、逃げ足が以上に速い。 《事前情報》 巷で取引されている薬の名前は未だに不明。巷で付けられた仮の名称は「メデューサ」。 名付けられた所以は薬の作用に関係している。人の魅力を最大限に引き上げるもので、どんな人間も惹き付けてしまうものらしい。魅了されて周囲を巻き込むことから、別名感染型ドラッグとも呼ばれている。現状死亡したケースはないが、中高生の間で話題になっている為、若い人間が手を出す危険があるため、その前に止めなければならないだろう。 また、警察に目を付けられるのも厄介だと組の中でも話が出ており、早急な解決が求められる。 セッションが始まるまで、HO2に会うまでキスのことや薬の使用者について聞いてはいない。

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