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バスケ部に所属する中学生。ポジションはPG 身長に恵まれているわけでもなく身体能力は並かそれ以下ではあるものの、バスケが好きだという熱意だけで練習をこなしてきた。3年生になってもレギュラーになることはできなかったが、それでも変わらずバスケが好き。 二年前に母親を病気で亡くし、現在は父親と妹との3人暮らしをしている。家族仲は良好で、妹と二人で料理をする楽しさに目覚めつつあるらしい。 それもあって、部活に参加できる頻度はまばらだが、休み時間なども利用して練習している。 将来の夢は体育教師。小学校時代に身体能力が優れていなくともスポーツは楽しむことができるということを教えてくれた教師に憧れ、自分もそうなりたいと思っている。 水泳はバスケを始める前から習い事としてやっていた経験があり、今でこそ授業以外で泳ぐことは滅多になくなったが、成績は優秀。 相良兵馬とは幼馴染。同時期かそれより少し後からバスケを始めたバスケ仲間でもある。 出会いは小学校低学年の頃、バスケと出会う前にたまたま友達と公園で遊んでいると、公園の片隅で一人バスケットボールで遊んでいた兵馬を見かけ、興味を持って話しかけた。 見ず知らずの自分に丁寧に一からバスケを教えてくれた優しい人柄を好ましく思い、「友達になりたい」とそれ以来見かけるたびに声をかけるようになった。 まだ兵馬が多くはなかった頃は、一緒にいる時に話しかけられるたびに兵馬が自己紹介するよりも早く「こいつひょーま！おれの友達！」と割って入っていた。今でこそそうする機会も少ないが、友達と紹介するたびに嬉しそうに笑う。 才能や体格に恵まれている兵馬に憧れている面もあるが、だからこそ同時に兵馬がバスケを特別視しているわけではないことにも気がついている。わざわざそれを口にすることはないが、いつか兵馬が心から好きなものに出会えたらいいな、と考えている。 そしてできることなら、バスケも自分のことも好きなままでいてくれたらいいな、とも思う。 口数が少ない兵馬の倍は話し、どんな反応を返されても終始表情筋が豊か。家族の前で泣くよりも兵馬の前で泣く方が嫌。頼ってもらえる人間でいたいし、ずっと笑った顔を見ていてほしい。 「そりゃコートでやってる時が一番たのしーけどさ、応援するのだって全力だろ！」 「おはよ、ひょーま！今日の昼一緒にバスケやらない？」 通過シナリオ 「青に溺れてキスをする」 フレーバー：16紫苑（しおん）「遠いあの人を想う」「思い出」「追憶」 心にいるのはいつまでも過去の人。心の大半が過去にひきづられていることだろう。それは足かせかもしれない。けれど、幸福だと心から貴方は信じている。

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