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不登校の男子高校生。17歳 不登校なのはいじめにあったから〜なんて理由ではなく、幼い弟妹の世話をしなければいけないため。 心優しかった母親は妹を産んですぐに他界しており、仕事ばかりで二ヶ月に一度程度しか帰ってこない父親と、5歳の妹(望実)と9歳の弟(優斗)がいる。 一人で弟妹の面倒を見ているため、まれにしか学校に行けない。 通信制の学校を考えているが、ろくに勉強ができない奴がさらにそんなところに行ったらさらに落ちぶれるだけだと父親に言われて転校できない。 一応財閥の一家で跡継ぎだが、財閥の人たちと仲が悪いため、見放されただろうな〜と思ってる。別にそれでいい。でもやれと言われたことはやる。何に対しても流されるまま。 父親には、「どことなく母親に似ている」だとか「期待に沿わない」から嫌われている。父親は元々母親が嫌いだったらしい。 学力は決して低くはないが、やろうとしないため高くもない。しかし教育を強いられるばかり、自分はきっと落ちぶれていると思う節もある。 自由を制限され手生きてきたため、これと言った趣味はないが、唯一の趣味は歌を歌うこと。 元々興味はなかったが、昔から弟妹に童謡などを歌うことがあり、歌ったら案外楽しいと思ったから。 弟妹をいつも第一に考えている。二人がやらかした分も自分が全部請け負う。父親に殴られることが多々あるが、二人だけは絶対に守ると決めている。父親の手が一切二人に触れないようにしている。 普段は学校に行かず妹の保育園に迎えにいくまでずっとバイトをして、自転車で保育園に迎えに行って、先に帰ってきている弟の元に帰って、家で二人の面倒を見ている。休日は基本家にいてあげたいため、平日はずっとバイト。稀に学校。 まだ父親が少しは生活費を出してくれているが、それでも二人が遊んだりするお金がなかったりするので稼いでる。 二人と過ごしている時間が一番幸せだと胸を張って言える。 現在17歳だが高校一年生。学校に行かず単位が足りなくて留年した。全く気にしていない。 弟の趣味がサッカーのため、よく公園でサッカーをやったりするし、毎日の妹の自転車の送迎で体力はまあまあある。 弟と妹が考えて描いた犬の絵を小さくプリントしたパーカーを愛用している。猫にしか見えないが二人曰く犬らしいので犬です。誰がなんと言おうと犬。 弟妹の前では「にいちゃんは〜」というため、バイト先で稀のそう言いそうになる。 弟妹を溺愛しているため、なによりも優先している。 大病を患っており、父親に相談しても「だからなんだ」の一点張りでどうしようもないし、親戚のあてもない。かといって弟妹に心配をかけさせたくなくてしゃべらないようにしている。誰にも相談できない。 自分が死ぬことよりも、死んだ後の弟妹のことが不安で仕方がない。 いつもは優しく堂々とした兄であるが、心配性で無理ばかりしているのが本当。 「母さんが死んだこと、今だけは少し恨ませてくれ。」 一人称:俺、にいちゃん(弟妹の前)　二人称:君 好きなもの:弟と妹 嫌いなもの:父親、親族

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