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CoC「クロッカスはリナリアを見ない」 KPC ◇職業技能：デザイナーで取得 ◇特徴表 夜に弱い(D)： すぐ眠くなる体質。深夜0時を過ぎて行動しようとするとアイデア、知識ロールが半分になる。早起きは得意。 ボーナス→職業ポイント+40 天才： 生まれつき頭の回転が速い。INT+1 ◇ グラフィックデザイナー。フリーで長くやっていたが、最近は小規模だが自身でデザイナー事務所を立ち上げた敏腕若社長でもある。 綺麗なものが好き。それは色だったり、形だったり、景色だったり。自分の感性に触れたものを見つけては写真を撮ったりメモをしたり傍に置いておかないと気が済まない。 フッ軽、行動力の化身、お節介焼き。昔から何でも自分でやれてしまうのが良いところでもあり悪いところでもある。 それによって煙たがられることもあったが本人は大して気にしていない。 そのため(特別強く欲しいと思ったことはないが)長いこと恋人には恵まれなかったが数年前、たまたま病院で枝垂と出会う。検診で来ていた際に、通院していた彼に話しかけたのがきっかけ。 話しかけたのは特に理由はない。強いて言うなら造形が綺麗な人だなと思ったくらい。割とそんな理由で話しかけたりする。不審者。 彼は煙たがることもなく聞かれたことは素直に答えてくれた。彼はとても頭がよかった。賢い人と話すのは大好き。自分が知らない事柄、自分の中にない感性を聞くたびに新鮮で、楽しいと感じた。 聞けば彼は作家だそうだ。しかもそれなりに有名らしく別の友人に彼について聞いたら逆に知らないのかと驚かれた。 忙しくて小説なんてあまり読んだことはなかったが、出会ったのをきっかけに彼の作品を読んでみれば、それはとても美しかった。初めて形のあるもの以外で美しいと感じたのだ。 純粋だ。穢れのない文字列がそこには存在していた。こんなに混じりっ気のないものを作れる人がこの世界にいるのか。 面白い！彼ともっとお話ししたい！ また会いたいと伝えれば、嬉しいことに彼も了承してくれたため連絡先を交換。たびたび会いに行くようになった。 体が弱い彼を気遣って本当にたまに。ふと会いたいなぁと思った時にちょっと良いところの食事を誘ったり、綺麗な景色を見に行ったり。 会うたびに、色々なものを見るたびに、彼から発せられる言葉はとても綺麗で、それを聞くたびに惹かれていった。 そんな日々を過ごしていて、本当になんでもないときだ。彼に交渉を持ち掛けた。 「君を私の傍に置いておきたい」 「でもそれだけでいい。私は好きなことを好きなだけしている君をただ見るのが好きだ」 「私はその環境を作れるだけの力を持っていると思う」 「一人で好きな時に好きなだけ小説を書ける空間を用意しよう。うんと広い書斎も作ろう。」 「通院の面倒も見るし、心配ならお父様のお家の近くの土地だって買える。」 「…おまけに毎朝梅干し茶漬けつきだ。」 「どうだろう。私の恋人になってくれないかな。」 ◇ そんなこんなあって同棲中。今は在宅で仕事こなし、家では家事全般を担当している。特に苦痛には思っていない。むしろ楽しい。 彼が了承すれば小説の表紙のレイアウトを担当したりもする。それ以外は特に仕事に関して干渉しない。彼の小説はすべて読み、自分の本棚に大事にしまっている。 彼の健康を気遣って毎日栄養管理をしながら食事を作っている。料理って案外楽しい。同棲にあたって管理栄養士の資格と調理師免許まで取った。梅干しも自作のものを常備している。試行錯誤を施したこだわりが詰まった一品らしい。 同棲しているといっても常にべたべた一緒に居るわけではない、というかお互いあまりそうしたいと思っていない。お互い仕事をして、好きな時間を過ごして。たまに一緒に居る時間がとても幸せだと感じている。 本当に、ごくたまに、一緒に出掛けるととても楽しい。平日に行く人が少ない水族館が好き。特にイルカが好き。彼女曰く「造形が良い」。

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