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エフェクトについての優柔不断ログ：https://fusetter.com/tw/1HyQZP6Y#all ・天涯孤独/心の壁 　元々引っ込み思案で、空気を読む事と人の目を見て話す事が苦手だった。 　幼稚園でも隅で静かに一人遊んでいる事が多かった。 　それでも「無理しなくていいんだよ。好きに生きていいんだよ」と温かく見守ってくれた両親が大好きだった。 　3歳の頃に両親が他界。重なった休みで輝にプレゼントを買ってあげようと出かけた帰りに事故に遭った。 　その後両親の親族の元に引き取られるが、生来の性格と両親を失ったショックでさらに内にこもるようになり 　上手くコミュニケーションが取れない。親族から見れば可愛げのない子供。 　そのせいで他の親族の元に預けられ、を数度繰り返す。 　愛想よく出来ない輝に嫌気が差す『他人』の親族たちの元、尚更人付き合いが下手になっていく。 　最終的には預かれる親族が居なくなり、5歳で施設に引き取られる。 　施設でも相変わらず人付き合いは苦手だった。 　「全然似合わない名前だよな」と言われた一言がずっと胸に刺さって抜けない。 　大好きな両親に貰った名前に恥じる事も、それを変えられない事も情けなくて、それでも勇気が出なくて、 　結局黙って引き下がる事しかできないまま日々を過ごしていた。 　基本的に小声でもにょもにょ話す。自分の出自について聞かれると話を逸らすがめちゃくちゃ下手。 　見つめ合うと素直におしゃべりできなくて冷や汗だらだらかいて挙動不審になる。 　…のだが、慣れた人間とは比較的スムーズに話せる。 　『友達になりたい』と思える相手がちょっとだけ増えた。 　今はまだ胸を張って言える勇気が無いから、もう少しだけ待っててね。 　 ・犠牲 　同室になった夜墨 影斗(よすみ えいと)が、どんなに反応が悪くてもキョドっても声が小さくても、何度でも真正面から 　「何！」と声をかけてくるタイプの光属性だった。 　曲がった事が嫌いで、女子をいじめている男子にやめろと腕を掴みに行き、取っ組み合いの喧嘩をしている 　二人の間に入って仲裁し、困っている子がいたら真っ先に話を聞きに行くような自分とは真逆の子。 　自分もあんなふうに、堂々とした人間になれたら、この名前に恥じない人間になれるだろうか。 　輝にとってのヒーローだった。ああなりたいな、なれるかな。今は無理でも、いつか、もしかしたら。 　その子と居る時だけは、ほんの少しだけ自分の気持ちを伝えられるようになった。 　「おれらって名前と性格真逆だよな！いいコンビになれるんじゃね！？」 　そう笑われて、酷く心が躍ったのを覚えている。 　そんな7歳の頃、施設近くの公園に行ってくると言って出て行った影斗が夕方になっても帰ってこなかった。 　施設の大人たちが探しに行ったが、嫌な予感が全身を震わせ、居ても立っても居られず施設をこっそり抜け出した。 　後で怒られるのは怖いけど、それより影斗が心配だった。 　とある路地裏、影斗が複数の男性に殴る蹴るの暴行を受けていた。男性たちは酔っぱらっていた。 　影斗のうめき声と鈍い打撲の音が夕暮れに吞まれていく。 　声を上げろ、やめろって言え、助けるんだ、助けろ。しかし震える喉から声は出ない。 　どうして自分はこんなに弱いんだろう。たった一人の友人すら守れない自分が悔しい。悔しい。 　―――――――――僕も、あの子みたいに、あの子を助けたい！ 　声にならない心の叫びは望む通りに、望まぬ力を呼び覚ます。暗く冷たい路地裏を照らす光。 　光は集約し、何とも言えない歪な形のまま飛んでいき、男たちにぶつかり傷付けて行く。 　彼らは悲鳴を上げて逃げ去った。赤い水たまりをいくつか残して。 　影斗を連れて帰ろうと手を伸ばした瞬間、影斗が真っ青になって怯える。 　「―――ひとごろし」 　正しくは殺していないのだが、他人を傷つけたのは事実だった。伸ばした手を納めて、「はやくにげて」とだけ告げる。 　影斗がその場から逃げ出したのを見届け、ぼんやりと『自分が作った』水たまりを眺めた。 　施設にはもう戻れないだろうな、と歩き出したところをUGNに保護される。 　保護したのは「”E”」。 　彼が『何』なのか、その笑みの意味を知るのは、まだ先。 ＜ムーンレスナイトにおいて＞ ○PC2 クラス：八重樫若菜と同じ2年生のクラス。担任は佐和山光彦。 経験表：UGN経験表を使用する。 その他：N市公立高校に潜入しているUGNチルドレン。転校して数日経過したところからシナリオ開始。 ひとことめも ピュアブリードだから最大レベル+5まで上げれるよ！

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