タグ： keiko 笹塚 幻太郎

陸上自衛隊　元士官候補生・補給科の隊長。現在は、情報科内部にある、非認可の対未確認生物捜査科へ異動。階級は准尉。 補給科時代は、ベトナム戦争終戦後の復興活動の一種として、現地の子供たちの為の学校の建設支援と物資補給をしていた。 しかし、そこは残存ゲリラによる活動も活発な地域であった。中心街は戦争終結から十数年経ち、比較的穏やかさを取り戻していたが、彼らの部隊が拠点とした場所は、いまだに銃音が鳴り響くような、時代に取り残された地帯であった。 そして、ある日の深夜、ゲリラの仕業と思われる襲撃を受け、部下数名が殉死。残存ゲリラの潜伏地帯とは言え、殉職者が出たのは初めての事であった。 戦闘を禁じられている自衛隊員は彼の命を受け野営テントから退避したが、奇襲相手を目撃した隊員の数名が突然発狂し、彼の命令を無視して殉死者が増加。 僅かに生き延びた隊員全員が「あれはゲリラや、ましてや人間の襲撃ではなかった」と証言。現在で言うPTSDを次々と発症し、自殺する隊員が後を継いだ。 隊長であった彼もまた目撃者の1人であるが、公式記録では「深夜未明、ゲリラの奇襲に遭い数名が殉死。隊長の誤った命により被害は更に広がった」とされ、 責任感の強い彼の自らの申し出もあり、エリートの道を外れることとなる。三尉から准尉への降格と、名も知れぬ部署への移動。いわゆる左遷である。 一人称は「自分」「俺」、二人称は「貴方」「貴官」「名前＋さん」「名前＋階級」 笹塚夢乃の兄。笹塚の家系は揃っていつも割とふんわりしているが、彼に限ってはＰＴＳＤによって不眠、強迫性障害、他人への不信感で、帰国後は寡黙＋人見知り気味。 ただし、任務中は人が変わったように真剣な表情に変わる。本来は、非常に仲間想いで責任感が強く、また纏う空気も（襲撃に遭うまでは）柔らかかった。

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