タグ： 早苗の愛しい子達

OPP10、カラーコード#111111 「……何？私と関わらない方がいいよ さもないと………呪われるわよ？」 両目を髪で隠し、更に黒マスクしているため犯人より怪しい雰囲気を醸し出しているが真っ当な警察。 髪の毛1本1本の隙間から彼女の視界が広がっているので見た目にしては周りが見えている方。しかし、現場での証拠は見る気あるが人は見る気ないし何なら普段から最低限しか人と関わろうとしないことあり。 人と関わらな過ぎて職場で彼女の声を聴く機会があまりにもなく、一回も彼女の声を聴いたことないという人間も少なくない 実際に話してみても冷たくあしらうことが多い。クールと言えば聞こえはいいが実際は冷たく感じてしまって次第に周りから距離を置かれるようになる 彼女から周りが距離を置きだしても彼女は何も変わらず接している 彼女からしたらこの状況を彼女は望んでいるとか何とか ----------------------- 昔からこのように人と関わることが嫌いかと言われればそうではなく、むしろ逆であった 両親に愛されて育ち、人見知りとかも一切なく人懐っこく優しい性格であった しかし、一つだけ欠点を言えば彼女はかなり運が悪かった ただ、遠足の日に限って雨が降るやソフトクリームを高確率で落としてコーンだけになるなどの可愛いものもあったが、彼女にとって嫌だったのが幼稚園の頃、仲いい友達がことごとく大怪我をしたり突然親の仕事の都合で引っ越しを余儀なくされたりなど……彼女と関わったほぼ全ての子が何かしらで不幸な目にあったのだ そのせいで、幼稚園年長から小学校まで彼女に友達が出来なかった。「あいつといると不幸になる。疫病神だ！」と言われて ………その中でも彼女は自分を愛してくれている両親がいたのでそれに屈することなく、彼女らしく暮らしていた しかし………そんな彼女の心に深く傷を残す事件が起こってしまった 彼女の両親が……家族旅行で車を運転してた時、居眠り運転のトラックに運悪く突っ込まれて即死してしまったのだ 後部座席にいたから、トラックに突っ込まれた反対側に座っていたからか彼女は幸か不幸か無傷であった。 しかし、彼女が無傷であったせいで周りからは”彼女が起こしたのではないか”と噂するようになった もうこうなってしまったら彼女の見方は誰もいなかった そして彼女が親戚の誰にも引き取ってもらえず、施設に入れられたのは言うまでもない 　　　　　ねぇ…なんでお父さんとお母さんは私を置いて天国に行っちゃったの……？ 　　　 　　　何で私は生きてるの…？　　　　　　　　　　　　　　　　私もお父さんとお母さんのところにいきたいよ…… 　　　　　　　　　私ってやっぱり…呪われてるのかな……？ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　もう……耐えられないよ……… 　　　　　　　　　　　　　お父さんとお母さん……帰ってきてよ………いつもみたいに私を抱きしめてよ………… …当時小学2年生だった彼女は、施設の誰にも気が付かれないような隅の方に体育座りをしながら他の施設の子どもや先生を眺めていた… そんな傷心している彼女を先生が必死にメンタルケアしようと関わってもそれが彼女の心に届くことはなかった そんな時…彼女に追い打ちをかけるように、彼女以外の施設の子どもたちと先生が一気に殺されてしまう事件が発生してしまうのだった…… 　　　　　　　　嗚呼……私はやっぱり呪われているのかな…… 　　　　　　　　　　　　私……死んじゃったほうがいいよね………？ そう思いながら、凄惨な現場から逃げ一人雨の中途方に暮れていた 自分と関わった人間が全員不幸になっているのだから幼い彼女にとって、耐えられないことだと誰もが思うだろう そんな中で、彼女を拾おうとしてくれる老夫婦が現れた 彼女にとっては最早生きることなどどうでもよくなるくらいには傷心していた 最初こそ、彼女も「私とかかわると、みんなふこうになるからいい。」と老夫婦を拒絶している様子が見られた しかし、老夫婦は「わしらはもう長くないんだしたとえ不幸になろうが変わらんよ。それよりも君と暮らすことの方が楽しみで仕方ないよ。わしら子供がいなかったからの なあに、本当に嫌だったらわしらは気にせず逃げればいいさ。わしらがやってることはほぼ誘拐だからの」 そう言いながら彼女の頭を撫でた ………断ろうとも思ったが…老夫婦の純粋な言葉と両親が自分にくれたような暖かさに感化され彼女は気が付いたら老夫婦の手を取っていた ……それからというもの彼女は老夫婦に愛情を注がれながら両親が暮らしていた時と同じように生きていた そのお陰か彼女は、悲惨だった過去を受け止め彼女なりにもあんなことが起こらないように工夫するようになっていった ……それが今の彼女となる。彼女は自分が人を見なければその人を不幸にしない…そう思っている (対策法を調べる内にオカルトの知識に触れ、かなりはまったのは彼女の技能値を見れば言うまでもない) そんな彼女であるから警察になる気にもならなかった しかし…彼女の中で施設で起こった凄惨な事件を忘れることが出来ず、その時の犯人もまだ捕まっていないことが気がかりであった 彼女は…過去に対して達観した今でもいつかは自分の手で事件の犯人を捕らえるべくして警察となったのだ (まぁ…老夫婦からの押しがあった、ともいうべきである) ----------(少しだけ種明かし的なもの)----------- トラックの運転手はただ居眠りいていただけ(まぁそれが全ての原因である)であるが施設での事件、彼女だけが生き残ったのには理由がある 施設での事件の犯人は狂気に陥っており、自分が見たものすべてを抹殺する。という感じで殺人をしていた 普段から部屋の隅で誰にも見つからない所に体育座りをしていた彼女だったから犯人の目に彼女が映らず、彼女は奇跡的に助かったのだ ………因みに彼女は知らないが彼女と同じような感じで生き残った子供が数人いる。彼女がすぐに逃げ出してしまったため彼女が気が付くことはなかったのだ ----------------------- 名前の由来：スノードロップ(雪の雫) 花言葉：希望、慰め 誕生花(誕生日)：1月7日

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