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さえぐさ まさき / 膿み堕とし：HO3 ◆犯罪者ベース 拳銃→ナイフに変更 「僕」「君」「〜さん、〜くん」 高校二年生。学級委員。 人当たりがよく、誰にでも態度を変えない。朗らかな性格。容姿も整っており、人の中心に居るのには慣れている。 都会から越して一年も経っていないのでここの生活には不慣れ気味。 不便を感じることも多いが、持ち前のコミュニケーション能力で村の人達に助けられている。 クラスにいじめがあることは知っているが、過干渉を避けている。 参加することはない。それに関して何か求められる場合は上手く言葉を濁し交わしている。 畑仕事などはまだ慣れていないため、あちらでも時々していた料理を担当したがるが、味覚音痴。万人受けするものができるかは運次第。 【特徴表】 ◆1-1 君は風邪を引かない 　INT-1、CON+2 ◆3-7 俊敏 　回避の基本成功値DEX*5 【公開HO】 ■HO参　傍観者 今年転校してきたばかりなのに、 クラスの学級委員を押し付けられた。 いじめは見てみないふりをしている。 【通過シナリオ】 膿み堕とし　(宇津城卯花、廿樂橙岐、娃蔵嵩摂)　 ✸✸✸膿み堕としHO3 バレ含✸✸✸ ▋‎‎‎家族構成 父親〖蝿庭 厳奇(はいにわ いつき)〗 母親〖蝿庭 慈加(はいにわ しげか)〗 妹〖蝿庭 味寿乃(はいにわ みずの)〗 　➡学童期参照。 母方祖父〖七種 朗臣(さえぐさ あきおみ)〗 　➡青年期過去参照。 　　祖父に引き取られた際、「犯罪者の子供であること、それを世間に悟られる可能性があることは辛いことだろう」ということで母方の姓に変更。その後親戚の家を巡るが、そちらでは特別な手続きは行わず、母方の姓のまま。 　　この頃は事件のことを知る大人やそれを耳にした友達もおり、気晴らしやストレス発散の目的でよく連れ回されていた。ジョギングやサイクリング、バッティングセンターやボクシング体験などなど。 　　そのひとつとしてライフルの射撃体験も行ったことがある。各地を転々としていたため友人に取り入る必要があり、年頃の男子を引き込むにはちょうど良かったため、度々行っている。 父方祖母〖蝿庭 燦恵(はいにわ あきえ)〗 　➡現在共に暮らしている。二人暮らし。 　　亡き祖父は猟師だったらしく、家には猟銃や獲物を解体する刃物、毛皮等が残されている。 　　時々村の人が狩った猪や食用の鶏を捌く際に祖母が使っているが、筋力の衰えもあるためあまり使われていない。 ▋〜‎‎‎学童期 両親が普通とは違うらしいことは幼い頃から気付いていたが、その両親に育てられていたため特に違和感を抱いたことはなかった。しかしこれが表沙汰になれば騒がれることも理解しており、そもそも反抗すれば自分も妹のようになるのだと思っていたので反抗の意志もなく、ただ親に言われるがままに生きていた。 何を考えていたのかは知らないが、両親は自分に刃物の扱い方を教えてきた。人を殺すためというよりかは食事のためだったように思う。 妹を解体し食べられる状態にするのは自分の役目だった。自分でやらないと食べるものすらなく、親に与えられたナイフを振るった。ナイフの握り方、人間の部位、血の抜き方、加工の仕方。それだけ覚えていれば良かった。それで生きられた。 両親はなんのヘマをしたのか。この惨事は知らぬ間に暴かれ、両親から引き剥がされ、自分は「かわいそうな子」になった。 妹のことはもうあまり覚えていない、「美味しかった」ということはわかっている。自覚しているより精神的ショックが大きかったのかもしれない。顔もよく思い出せない。 それでも家族として、妹として好きだったとは思う。食欲と誤認しているのではないかと問われると否定はできないが。 ▋‎‎‎〜青年期、過去 自分が「普通」ではなく、また自分にとっての「普通」は人に受け入れられない、隠さなければならない物なのだと、元々理解はしていたが、両親の元を離れてより強くその思考を強めることとなる。 真実が知られれば、自分も両親のように捕らわれる。死ぬまで出られないかもしれない。 それでも気付かれなければ大丈夫、「普通」を演じていれば、人を殺さなければ、食べなければ大丈夫。そう思っていてもなかなか上手くいかない。祖父が死んだ時、悲しみより先に空腹と食欲が勝った。その後に保身。家は簡単に燃えた。 自分は異常なのか？普通ではないのか？あの家では自分は普通だったはずなのに。どうして他の人はこの衝動に囚われずに生きているんだ。ただ普通に生きたいだけなのになぜ受け入れてくれないんだ。どうして。どうして。 それでも普通に生きている。 ▋‎‎‎青年期、現在 苦しみながら大衆に紛れて生きてきて知ったことは、性欲と食欲は近いものであるということだ。 自分はどうやら見目がいいらしい。それに加えて「かわいそうな子」というレッテルを貼られた自分は、男女問わず好感を持たれやすい、らしい。 年頃になればそういう機会もやってくる。肉を噛みちぎりその腹に収めたい衝動を押し殺すのは辛いものがあるが、それでも空腹を紛らわせられる。 経験人数なんてもう覚えていない。食事の回数を覚えていないのと同じだ。 この閉鎖された村でもどうにか上手くやれている。空腹が無くなることは無いが。 ▋‎‎‎恋 ところが、初めて恋をした。してしまった。 〖HO1〗に、何故だか惹かれた。母親に似たものを感じたせいか、はたまた虐げられる姿に幼少期の自分、あるいは妹を重ねたのか。原因はわからないが、ともかく恋をした。 知られてはならない。自分のものにしたい。 どちらの感情もあるが、なにせ未経験の出来事だ。下手に立ち回って崩壊するよりは、現状維持のほうがいい。 隠し通さなければならない。少なくとも、彼女には、絶対に。

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