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自分を探偵だと思い込んでる薬カス精神異常者…という程でもない、金になる仕事が全然舞い込まない貧乏探偵。 優雅にティータイム等している場合ではない。 「ははは。生活保護もそろそろ視野かなぁ！」と本人は気楽である。ただしこの金の無さは町の人の悩みを聞き入れ内容次第では ほぼ無料で仕事をしているからである。 その背景には過去が関わっている。元FHエージェントで裏社会での仕事をしていたが、ある理由を境に組織を抜ける。 セルへの報復心から、「身に着けた力でセルの思惑とは真逆の事をする」為にこのような生き方をしている。 「無論、これが自分の為になるからというのもあるさ。悪くないだろう？人から感謝されるというものはね。」 でも、たまに軽い財布がつらくなって向精神薬を飲む。「よし！ミズ姫宮に新しい薬を処方してもらいにいこう！」 もし、レネゲイドとは無縁の世界に生まれていたら。かつての相棒に疎まれる事もなく、バカな話をして過ごせたのだろうか。 そう夢想する事もある。「レネゲイドは呪いだ。大いなる力の代償はあまりに重く、取返しの付かないものだ。」

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