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「みなかみのほぼみかみのみこと」。 約400年前村を襲った禍神の大火の際、村人たちは皆守家の巫女を蛟の生贄に捧げることで、この大火を沈めようとした。 蛟は村人の願いを聞き届け、大雨を降らし禍神の厄災を退けた。 しかし、蛟は禍神が再び顕現することを予期しており、その危機を知らせるため、巫女との間に子を作った。 それが皆守穂保水神尊（以下「ほっぽ」）である。 神の化身であるほっぽは、村に再び訪れるであろう厄災の炎の危機を伝え、その対策として村に大きな鐘楼を作らせた。 鐘楼は土地から魔力を長い年月をかけて吸収し、そしてそれが打ち鳴らされることで一気に開放、 村全体を覆う巨大な魔法の防御壁を生成し、降り注ぐ禍神の炎を退けることができるのである。 ほっぽが顕現するのは村に再び災禍が降り注ぐ直前くらいで、代々皆守家の子供にその危機を伝え、鐘楼を打ち鳴らさせてきた。 子供に危機を伝えているのは、基本的にほっぽは子供、厳密には「性交経験のない男女」にしか見えないためである。 大人であっても鏡越しだったり、写真に写った姿など、間接的に見ることはできる（0/1のSANチェック）。 しかし、長い年月が経過し、野水村の高齢化・過疎化が進んだことで土地の持つ魔力の蓄積が低下し、 かつて村一面を強固に守ることができた魔法障壁も徐々に弱まっている。 そのため、前回の禍神顕現の際はすべての炎を受け止めきれず、村の一軒家が火事になってしまった。 更に痛いことに、皆守家の末裔である湾子が既に大人になっており、なおかつ子供がいないので自らの存在を知らせることができずに困窮している。 そのため、宿泊客である探索者たちに、何とかして村の危機を救ってもらおうと働き掛ける。 戦闘技能<鉄砲水>は、1D10+1D4のダメージを与える猛烈な勢いの水を手から発射する技能であり、呪文ではない。

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