タグ： 星へ至る棺

大学院生。修士1年。 天文学専攻で宇宙に関する研究をしている。このまま博士課程に進んで研究を続けるか、就職するか決めなければいけない時期にある。自身の中では研究を続けて非常勤講師になる道が理想だと思っているが、親からの就職してほしい圧を薄々感じている。ただ、大学卒業時に就活が思うようにいかず院進しており、就活に乗り気ではない。そんな折に今回の治験のバイトを知り、博士課程への進学費用に充てられるのではと思い応募する。 幼少期から家族仲があまり良くなく、家族で出かけた記憶があまりない。幼い頃から両親の顔色を伺って過ごしてきたのであまり感情を表に出さない性格になった。家にはいたくないが公園で友達と遊ぶほど友好的ではないので、小学生の頃から1人で図書館や近所の科学館に行っていた。その時読んだ本やプラネタリウムがきっかけで宇宙に興味を持つ。積極的に話すタイプではなく、中学高校の天文学研究会や大学の研究室で気の合う友人が数名いる程度。現在も実家から大学に通っているがほぼ研究室に入り浸っている。 幼少期からの自己肯定感の低さゆえに「世界はくだらない」「どうせ努力しても報われない」と冷めた見方をしている。両親の喧嘩や自身に向けた言葉で「消えろ」「ゴミ」とよく耳にしていたため、いつか死ぬ時は誰にも知られず宇宙の果てでスペースデブリ（宇宙ゴミ）として消えたい、と心の底では思っている。 ※名前の「冠葉」は古代オリンピックの冠イメージでつけられたと思われるけど、PL的にはカムパネルラをめちゃくちゃ意識しているよ。

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