タグ： くろさわ家ロスト

「まあ～、そんなこともわからないの～？困ったの～」 「まあの～、なんとかなるの～」 「大きくなったら月に住むの！」 小さい頃から大変好奇心旺盛な子供であった。祖父母、その上両親共に学者だったこともあり、勉強熱心だったまのに聞かれるがままに物事を教えた。幼稚園児のころにはすでに一定の漢字も覚えていた。彼女の知的好奇心はとどまることを知らず、学校での勉強はいまさらなにをやらされているのだと戸惑うことが多かったし、両親に言えば無理に行かなくていいと学校にはほとんど通わず、家で専門的な知識を専門家に習うことが多かった。家族は知識は与えたが、一緒にいる時間は少なかったし、彼女自身もそれが家族からの愛なのだろうとわかっていた。 知識はあればあるほど自分を成長させ守るものである、と教えられてきたため、なにか疑問に思うことがあればすぐに調べるしそのままには絶対しない。入れども入れども世の中は知識と情報で溢れていて目移りしてしまう。知識をすべて自分で保持することはできない。彼女にとってはあまりにも悲しい事実を最近はようやく受け止めている。 その頭脳の良さを生かして大学教授となる。大学助教授にあたり、補佐という形にはなるがほとんど歳の変わらない生徒の前で教鞭をとっている。生徒からはわからない人に向けての配慮が少々足りないと文句を言われた。勉強がかなりできるのでできない人のことがわからない。どうしてわからないんだろう。彼女にとっては当然のことを理解ができないという。どうやって歩くのかを説明しろと問われたときに言語化するのは少し難解だ。家族に習いこの職業に就いたが自分にプラスになることは少なそうだ。他人の知識を保管している場合ではない。私は私のために生きなければならない。 そんな中、調べ尽くされているこの世界の中でもまだ未知のものにひどく惹かれるようになった。祖父は天文学者であり、特に宇宙の話を彼女によく話した。「それはどうしてなの？」「どんな仕組みなの？」「まだ解明されていないんだよ」まだわかっていない、は彼女にとってひどく魅力的であった。大きくて大きくて大きすぎる宇宙とあまりにもちっぽけすぎる自分。考えれば考えるほど知りたくて知りたくてたまらなかった。夜も眠れず宇宙の広大さに震えた。いつか自分は宇宙にいくのだ。そして月に住む。祖父が研究しているのが月だった。太陽と同じく地球を照らす星。夜闇にうかぶその美しさといったら。人類が月に住めるようになる研究をしたい。教授をやめ研究者になる日も近いかもしれない。わからないことをわからないままにはしない、自分の知識の及ぶ範囲はもっともっと、もっと広いはずだ。 性格はかなりのマイペース。自分に利になることを瞬時に把握することができる。人の気持ちを読むことにたけているので余計なことは言わない。かなりの知識量の持ち主である。物怖じせず、自分のやりたいことをする。人のことは好きだが、生きていられる時間は少ないので自分のやりたいようにするのが一番だ。 ⭐︎たつみ卓のお願い⭐︎ ・「あなたにとって宇宙とは？」の質問にお答えください もっとたくさんのことを知りたいの……。好きなのにわからないところがあるのは少しさびしいの。大きすぎてちょっと怖いけど、愛しているの。 ・普段の日常からはじまるので、どのように普段過ごしているかや一人暮らし、実家暮らしなどの情報もいただけると嬉しいです！ 現在は実家ぐらいであるが、家族と会うことはほとんどない。家で会えると嬉しい。 近くの大学に通っているが、生徒として間違われることが多い。異例の若さである。昼ごろからのんびり出勤し、教授の補佐をしつつ、講義が円滑に進むように手伝いをしている。前に立つこともあるが、質問されると戸惑うし、全くレベルの違う話をしてしまうので教授に注意をされた。 講義が終わればさっさと帰宅し、家で宇宙についての最新の知らせを確かめる。教授の話が面白くなくなったら新しい職場を探そうかなあ。 特徴表付随探索者(使用はKPに一任) 13:(2-3)親の七光り/名家の出身、または親が有名人かもしれない。<信用>に+20％。 27:(3-7)俊敏/どんな時でも素早く状況を把握できる。<回避>の基本成功率は、通常の[DEX*2]ではなく[DEX*5]％である。 20190616

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